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今の時代、別に珍しい話じゃない。
可哀想だとも憐れだとも思わない。ただ、こいつも同じかとそう思っただけだった。
「じゃあまず名前を決めよう」
だからコラソンの発言にローは思わず大声を上げた。
「はあ？！何言ってんだよ！何者かもわかんねえのに名前を決めるって」
「だって名前がなきゃ呼べねえじゃねえか！不便だろ？！」
「ペットじゃねえんだよ！連れて行く気か？！」
「拾ったなら責任持たなきゃいけないんだぞ！」
当然のことの様にドヤ顔で言ってのけたコラソンに頭を抱える。
言い争う気も失せ唖然とするローの横でそれはまた文字を書き始めた。
［助けてくれてありがとう
捨てていい 死ぬつもりだった
運が良ければ誰かがまた拾う 僕は少し珍しいから］
無理矢理頬を持ち上げ、下手くそな笑顔を作るそれをはい、そうですか。と言って捨てていくのはなんだか負けた様な気がして癪に触った。
「…じゃあクラゲ」
ぼんやりとしていた薄紫の瞳が初めてローを捉えた。暫くローを見つめるとそれは［わかった］と一言だけ書いた。
その文字を見たローはふいと顔を背け、満足そうなコラソン理不尽に殴りつけた。しかしまあ、ローとは大人と子供以上と体格差のあるコラソンは微塵も気にした様子はなく殴られたことすらもどこか嬉しそうに手を叩いた。
「よし、なら次は自己紹介だ。
俺はコラソン。このクソガキはローだ。俺たちは今ローの病気を治せる医者を探してんだ」
それ改めクラゲは目を瞬かせ2人を交互に見比べる。
今の今まで大声で言い合っていたのに実は片方は今にも死にそうな病人ですと言われて驚かないはずがない。
忙しなく動いていた目が不意に止まった。
不思議そうに首を傾げるとクラゲはゆっくりと腕を持ち上げた。
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トト(プロフ) - 早桃さん» ああ、そんな、恐れ多いです！ありがとうございます！のんびり楽しんでいってくださると嬉しいです。頑張ります！ (2023年3月17日 17時) (
レス) id: 2fbe74351e (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - え､､､？めちゃくちゃ最高な作品じゃないですか？？ありがとうございます！もう面白すぎて一気に読んじゃいました！これからも無理せず更新頑張って下さい！応援してます！ (2023年3月16日 22時) (レス) @page14 id: 363e501944 (このIDを非表示/違反報告)
トト(プロフ) - 名無しの権兵衛さん» うわー！いつもありがとうございます！いつものごとく見切り発車ですが頑張ります！ (2023年2月19日 9時) (レス) id: 2fbe74351e (このIDを非表示/違反報告)
名無しの権兵衛 - やったーーーーー！！！！続編だーーー！！更新頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2023年2月19日 6時) (レス) @page2 id: 415bc119d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トト | 作成日時：2023年2月18日 19時
