◇療養2 ページ7
「あーと、私はお邪魔みたいだから仕事に戻るね!ごゆっくりお二人さん!」
そう早口で告げると彼女は去っていった
『別に邪魔じゃないのに、変な胡桃』
「ふふっ…」
堂主には気付かれているな…
『まぁ良いや…先生ご飯食べたらまた色々教えてよ』
「元よりそのつもりで来たからいいぞ?…ん?」
『…』・ω・) じぃ…
「……ふふっ…ほら」
『んへへへへっやった♪』
あまりにもじっと見ていると意図を理解した彼が
食べさせてくれた
『これ先生が作ったんだよね?先生たまに自炊してるから食べたかったんだ♪』
「嬉しい事を言ってくれるな?なら時々作って持って行くとしよう」
『やったー♪』ポポポポポポポ
「その頭は嬉しいと咲くのだな?目に見える喜びが具現化しているようだ」
『感情が筒抜けなの嫌だなぁ……まぁいいや、別に問題ないから』もっもっもっ
然程、重要では無いと判断すると対して気にする事をやめる。実に効率が良い判断だ、毎度感心する
後から来た俺が先に食べ終わると、彼女のベットへと腰を掛ける、彼女はまだゆっくりと饅頭を頬張っている
『ちょっと待ってね』もっもっ
「慌てなくていい。喉に詰めてしまうからな」
ふふっ…この一時が楽しみになるとはな…
彼女は気にしていないだろうが、今は勉学に忙しい
邪魔はしないでおこう…
彼女の口元に着いたソースを拭ってやると、嬉しそうに笑った
『それで、聞きたい事があるんだけど』
この聞き方をされると暫く長い時を付き合わされる
俺の生きている時に比べればほんの一瞬だが、俺はこの一時がとても大切な時間だ…
『先生攻撃する時って槍何本も持ってるの?』
「ん?………あぁ、あれは元素力で生成している」
『また元素力っっっそして出したり、仕舞ったりするのも元素力なんでしょっっっ』
「ご名答」
『だと思ったっっっっっ!!』
頭を抱えて唸る彼女。
扱えない彼女にとって羨ましいのだろう
『いや、まだ手はあるっ試して見よっ』
「試すのは良いが、前回みたいに危ういのは御免だぞ?」
『じゃあ足治ったらまた一緒に付き合ってくれない?』
「もちろんだ」
『それに色々発見があって思いついたんだけどまだ試せて無い事がいっぱいあるんだよ!』
「ふふっそれは楽しみだな」
こうしてこの話しは日が沈むまで続き
長すぎると堂主に叱られた──
137人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葉(プロフ) - nanoさんご指摘ありがとうございます!鍾離先生の二人称を意図的に変えています!後程空君も出て来ますし、夢主ちゃんをより一層特別に感じて欲しいからです!モヤモヤさせてしまって申し訳ありませんっ (2023年2月15日 7時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
nano(プロフ) - 余計な事だったらすみません!おそらく鍾離先生の二人称は(君)ではなく(お前)だと思われます(汗)でも個人の解釈で変更しているのならすみません…ずっとモヤモヤしてたので!お話はとても面白いです (2023年2月14日 21時) (レス) @page21 id: bd4e1a1598 (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - ほのかさんありがとうございますっっ!とても励みになります!嬉しいっっ更新頑張りますね!♪ (2023年2月8日 19時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - 苺さんごめんなさいっっっ外したつもりが、外れてなかっっっったっっっっっ外しましたっっっ何度もすいませんんんんんっ (2023年2月8日 19時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 最高に面白いです!!!更新されるたび吹っ飛んだこっちきますね!応援してます! (2023年2月8日 18時) (レス) @page3 id: 5ab7e5fc20 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紺翠 | 作成日時:2023年2月7日 22時