◆異界の神◆二章【原神】

◇デート ページ22

「また…………………作ってくれ」

『うん♪もちろん良いよ！』

すっごい間があったけど彼なりに気に入ってくれたみたいで嬉しい…

「具も色々なのと組み合わせれば違う味が楽しめる。旅の楽しみも増える。実に良いものだ」

『そこまで褒められるとは思わなかった』
「ご馳走になった」

『お粗末様でした♪』




​───────…



暫く休憩した後、一向は帰路に着いた…
璃月港に着く頃には日が傾いている頃

魈と別れて往生堂へと戻ると頼まれていた素材を彼女に渡す


「これで足りそうか？」

「うんうん♪充分だよ！多めに採ってくれたんだね♪」


お駄賃だよっとモラが入った袋を渡してくれた

『えっ…多いよ胡桃(汗)それに採ってくれたの鍾離さん達だし…』

「んー、じゃあ鍾離さんにこれ渡すからAに好きな物とか買ってあげて♪」

「ふふっ承知した♪では、行こうかA。お手をどうぞ？」

『えっ⁈』

「厚意はちゃんと受け取る時も必要だぞ？」
『それ私が魈に言ったやつ…』

「胡堂主では行ってくる」
「はいはーい♪気をつけてね〜デート楽しんでらっしゃーい！」


​───────……



彼の手を取り外へと連れ出させられると、璃月港の露店へと見に言った…




『デートって…恋人同士がする事でしょ？本で読んだ』







ん？これは………





彼女の言う《本で読んだ》は俺が貸した辞書の言葉で
本来の意味を余り理解していないのかと…
そのまま吸収するタイプか…



「Aは俺の事どう思ってるんだ？」

『博識で優しいくてカッコいい人』ニコォ


ふむ…彼女の言う《好き》は憧れから来る《好き》だな…
やはり、よくわかっていない…
これは骨が折れそうな予感…


「世間では男女が二人で出掛ける事をデートと言う時もあるんだ。恋人同士だからと言う理由でもない」

『へぇそーなんだ。だから胡桃たまに香菱とデートして来るって言ってたのか』

でもあれ？女同士だよね？と頭を捻る

『んー、お出掛けの事デートって言うって事だね』

「まぁそう言う事だな…俺はお前の事を好いているがな」
『本当！じゃあ同じだね♪』

言ってみたは良いがやはり、意味を理解していない
直接言っても意味がない……か……まぁ、まだ時間はある
焦る必要はない…




「まぁ良い……A俺のおススメの店を案内する」
『はーい！』

◇デート2→←◆採取3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す