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◇心の整理 ページ12

翌日…​────


何となく気まずくて先に璃月港の入り口へと来てしまった。
先に行ってるって胡桃に鍾離さんに伝えてと伝言を頼んだ。

こうして1人でここまで来るのは初めてだから、ちょっと新鮮だった。

『少し、暇を潰そうかな?まだ出掛ける時間じゃないし…』

と言いつつ。この場から離れたらすれ違うかもしれないからこの周辺になるけども。

どこか座れる所がないか、辺り周辺を見渡して
海が見える所に座った。



『うーむ…』

さて、ここ数日なんの成果もない。
私って何だろな…でも微妙なのは思い出せてる。

好きな物・嫌な物・苦手な物

『頭の中にたまに訳分からん言葉とか出てくるのよね』

「独り言か?」

『ひぃっ⁈』

正にその通り、独り言を言ってると真上から声が聞こえた。ガバっと振り返ると声の主と目が合う。


ノックをしろっノックをっっ(外だから出来ないっ


『魈!随分と早いね』バクバクっ


「それは我の台詞だ。鍾離様を待たせる訳には行かないからな…
それよりも我よりお前が先に居るとは思わなかったが…」

『約束の時間より早く出て来ちゃった』
「…整理する為か?」

『それもあるけど、もうちょっとで何か思い出せそうで気持ち悪くて…』

「我は…お前を見つけた時、昨日(さくじつ)と同じように戦っていた」

『うん?』

モヤモヤする…どこか晴れない心境で唸っていると
彼が語らい始めた。


「我は岩王帝君との契約の下、この璃月の地を降魔から民を護っている。お前はその責務中に見かけた。たまたま見つけたまたま拾った」

『うん』

「その…お前は我が怖くないのか?」

『怖くないよ?』

「昨日怯えていたであろう…」

『怖かったのは失うかもしれないって思ったからだよ。戦ってくれて、護ってくれてありがとう助かったよ』

「!」

『魈…手を出して』

「こ…こうか?」

彼女の言われた通り片手を差し出すと
優しく包まれた。



“その身の穢れを祓い、彼の者に祝福の歌を”


〜〜♫〜♪〜♪〜


「こっこれは⁈」

包まれた手から淡い光が彼自身を包んだ。
何とも言えぬ温かな光だった。


『ちゃんと思い出した訳じゃないの。でも知ってる。説明が難しくて、んー。魈に苦しんで欲しくないなって思って…。どう?』

「いや、楽になった……だいぶな…」

驚愕している。この感じ…あの時聞こえた笛の音と同じ…

◆軽策荘→←◆届かない声



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(プロフ) - わわわわわっ申し訳ありませんんっありがとうございますっっ!気が付きませんでしたっっ!外しましたっっっ!ご報告ありがとうございます! (2023年2月8日 17時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ‘フラ立ってますよ!外したほうが良いと思います。 (2023年2月8日 11時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あぁあありがとうございますっっ色々書きたい話し沢山あるので頑張って更新出来たらなぁと思います!とても励みになりますご感想ありがとうございました! (2023年2月7日 19時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
ももももももつつつ - 更新頑張ってください!!!! (2023年2月7日 16時) (レス) id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
ももももももつつつ - いいですね、この関係性というか話の進み方構成というか、、好きです…… (2023年2月7日 16時) (レス) @page32 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紺翠 | 作成日時:2023年2月1日 10時

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