【小説】転生者達の高校ライフ

○22話〈壱葉〉 ページ22

「何があったんかいねー……」

自分の視界には、若者達が20人程集うという異常な光景だ。
傍から見たら「同窓会か何かか？」と思うだろう。
同窓会では無い、異常事態だ。

ふとクランの方に目をやると、どうやら金髪のかわい子ちゃんと話している様だ。

「…………！」

此方を指差しながら見るクラン。金髪ちゃんもこっちに視線を向ける。
さては、何か悪口を……？

「あ？クラン！今うちの悪口言ったか?!」
「言ってねぇよ！」
クランとわっちが叫んだ。
数人が此方を向く。視線が痛い。

「もー、やめろが！こっちに視線が向いちゃったやろ！」
「は？お前もじゃね？」
「……否(いや)、認めん！」
「認めろ！素直に認めろ！謎のプライドは発揮すな！」
周りはさぞかし煩わしいと思うだろう。呆れている人も居る。だが其れも気にせず喧嘩、喧嘩喧嘩。

「……はぁ、取り敢えず喧嘩両成敗って事で良いだろ」
「みーとーめーんー！……痛っ！」
デコピンされた。ちょっと痛い。

「やっぱり大人しくしよう」

そう言おうとすると、目の前に見える建物の玄関の扉に音がした。



「何が出てくるんや……」
「取り敢えず構えとくか？」
「いいやお前は戦力外やろ」
「え……？」





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アリスちゃん拾わせてもらいました。
今回は短いし変になりました……。すみません。

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