☆∞病院入院中☆44【番外編】

☆問題児、降臨 6≪渋谷side≫ ページ6

〜医局〜




横「すばるっ‼」


渋「おぉ…ビックリした…おはよう。」


横「何なんあれ⁉」


渋「あれ？……あぁ〜、あれ。
もう気付いたん？もうちょい後でもええのに。」


横「冗談言うてる場合ちゃうって、何で連絡くれへんかったん⁉」


渋「だってヨコも忙しいやん。
ただでさえ疲れてんのにあんな爆弾ネタ放り込めるか。」


横「確かにビックリするけど、いつ聞かされても一緒やん…」


渋「それに口止めされてん。」


横「誰に？」


渋「A。」


横「口止めって…入院したことを？何で？」


渋「先週の検診すっぽかしたやろ？元気やから大丈夫って。
で、この間の予約日も結局来ず、来たと思ったら救急搬送。
だから問い詰めてん、ホンマは調子悪かったんやろって。」


横「え…調子悪かったから検診すっぽかしたん⁉」


渋「そう言うこと。だから言うたやん、爆弾ネタやって。」


横「…」






久しぶりに見たな、ヨコのこんな顔。
気付くの早いねんて…朝から感情ぐちゃぐちゃやん(笑)






横「Aの状態は⁉」


渋「カルテ見たんちゃうの？」


横「救急搬送の文字に驚いて、病状まで見てへんわ…」


渋「ん〜…まぁBNPは普段より高めで貧血も目立つ。
不整脈も起きてるから本人もそれなりにしんどいやろな。」


横「不整脈か…」


渋「とりあえず点滴と、貧血は内服で様子見かな。」


横「…あぁ〜頭痛い。」


渋「疲れ溜まってんちゃう？(笑)」


横「笑い事ちゃうて‼」


渋「まぁ俺は今日一日外来やし…仲良くしたってな(笑)
あ、そうそう。採血の指示出しとるから結果見といて。
ほんで治療方針変えるならヨコに任せるわ。」


横「うん…」


渋「ほな、外来行ってきます。」


横「行ってらっしゃい…」





この後ヨコに呼び止められて
何でそんなに笑ってんの？普段なら怒るくせに…って言われた。

そりゃ俺やって怒ってるわ、出来るなら今すぐ説教や。

でもまだAも本調子とちゃうし…
先ずはしっかりとコンディション整えてから。

そしたら俺も遠慮なく思いっきり説教出来るし。





横「すばる、やっぱり鬼やな…」


渋「うっさいわ(笑)」





人のこと言えへんやろ？
口にはしてないけど、ヨコも相当怒ってるやん。

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