☆∞病院入院中☆22【番外編】

☆検査入院 9≪錦戸side≫ ページ9

亮「よし、乾いたかな？」


A「ありがと♪」


亮「どういたしまして〜。
さぁ、じゃあ心電図付けるで。ベッドに寝てや。」


A「はぁーい。」


亮「あっ、ストップ。それトレーナーやん・・」


A「そっか。前開きやないとダメ？」


亮「ん〜・・まぁええわ。
上までガッツリ捲れる？タオル掛けとくから。」


A「うん。」






大きめのタオルを上半身に掛けると
もぞもぞと器用にトレーナーを捲り上げるA。






亮「出来た？」


A「うん。」


亮「じゃあちょっとごめんな〜・・」






出来るだけ露出を最小限にしつつ
正確な位置に電極を貼っていく。





．






A「邪魔やね、それ。」


亮「ほんまやな(笑)
まぁ明日までの我慢やから。コード気を付けてな？」


A「外れたらどうしたらいい？」


亮「すぐ言うて。」


A「はぁーい。」


亮「よし、OK。服直してええよ〜。」







電極を貼り、さらにそこから伸びたコードを
全部まとめてお腹の辺りにテープで貼り付けて完了。






．







A「動きにくい・・・」


亮「我慢〜。もし動悸がしたら、このボタン押して？」


A「ボタン・・・えいっ。」


亮「こらっ、関係ない時に押すな。」


A「んふ(笑)」


亮「それからこの用紙渡しとくから。
行動した時間を自分で記録して？」


A「・・・めんど〜。」


亮「めんど〜やないって。やり直しになるで？
ご飯の時間とかトイレ行った時間とか。分かった？」


A「ん〜。」


亮「・・・分かりましたか？」


A「分かりましたよーだっ。」







ほんまに分かってんのか・・・


身体だけ成長して、中身は昔のままやからなぁ。
それが悩みの種にもなるし
逆に安心材料になったりもすんねんけど(笑)






．







A「・・・」


亮「しんどいんやろ。」


A「・・・ちょっとだけ。」


亮「少し寝たら？今日は他に検査ないし。
もしなんかあったら起こしたるから。」


A「うん。」





．






そりゃしんどくもなるわ。
大体、検査で引っかかったら入院してる訳で
その時点でAの心臓は疲れてるって事やろ？





しかもシャワー浴びた負担もあるし・・・
今は無理せんと、昼寝でもしとき。

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