☆∞病院入院中☆22【番外編】

☆検査入院 12≪安田side≫ ページ12

ーナースステーションー




安「おかえりー。A大丈夫やった？」


大「うん、なんとか。
緊張しとったけど、気の利く技師さんやったから
Aが怖がってんの分かってくれてた。」


安「そっか。ならお任せして大丈夫やな^^」





良かった〜・・・
Aが離れんなって大倉戻って来んかと思った(笑)


検査は20分くらいやろうけど
多分Aのペースで進んだらもう少しかかるかな。


またお迎えの連絡も来るから
それまでにちょっとでも他のこと済ませとこ。





．






ー30分後・・・

Pururururu〜♪



安「はいはい、今出ますよー。はい、小児科病棟です。
え？あ、はい。はい・・分かりました、すぐ行きます。」


大「Aのお迎え？」


安「お迎えと言うか、ヘルプの電話^^;」


大「ヘルプ!? Aなんかあったん？」


安「それがなぁ〜、最初は頑張ってたらしいけど
いざ造影剤の注射になったら拒否し出したって。
もう説得出来ひんから、助けてくださいって^^;」


大「やっぱり無理やったか。」


安「俺ちょっと行ってくるわ〜^^;」






お迎えの連絡にしては早い気がしてんけど
やっぱり嫌な予感は的中するもんやなぁ^^;





．






安「遅くなりました、小児科ですぅ〜・・・」


◇「あっすみません、忙しいのに呼び出してしまって。」


安「いえ、こちらこそご迷惑をお掛けしました^^;」


◇「最初は緊張しながらも頑張ってくれてたんですけど
やっぱり注射が怖かったみたいで。
本人も限界やろうから、一時中断したんですけど・・」


安「ほんまスミマセン・・・あの、Aは？」


◇「こちらです。」





この人か、大倉の言うとった技師さんって。

Aの所に行く前に全部説明してくれて
”自分が怖がらせてしまった” って謝んねん・・

こんな優しい人やのにって俺は思うけど
残念ながらAには関係ないねんなぁ。





．






◇「ここで休んでもらってます。」


安「すみません、ありがとうございました。
落ち着いたらまた声掛けさせてもらいます^^;」







案内されたんは、検査室から少し離れた部屋。
ドアには処置室って書いてるけど
普段から気分の悪くなった人の休憩場所で使ってる感じ。



ノックしてゆっくりドアを開けると
ベッドに座ってるAの姿があった。




．





安「Aー。」


A「・・ぐすん・・(泣)」



あっちゃー、泣いてるやん^^;

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