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次の日朝から今年を振り返るテレビばっかり流れているのを眺めていると
『A、スーパーで今日の飲み物買ってきてくれない？』
「わかった」
ママにそう言われて家を出るとふわふわと雪が舞っていて道路にはすでに積もり始めている
スーパーに向かいながら思い出したのはテヒョンさんの昨日の話
「(いくらなんでもSFすぎる)」
そう思い暖かいスーパーに足を踏み入れようとして動きが止まってしまった
スーパーの自動ドアに貼られた紙には
[本日雪のため仕入トラックがまだ到着しておりません。ご不便おかけします。申し訳ございません]
の文字が。
「ただいま」
『おかえり。雪大丈夫だった？』
「うん。ママ、後で買い物行くなら駅前のスーパーはやめたほうがいいよ」
『そうなの？なんで？』
「雪で仕入のトラック来てないんだって」
『あらら。じゃあ後でパパに車出してもらって遠くの方行かなきゃね。Aも来るでしょ？』
「夕方から約束あるから行かない」
『そう？夕飯までには帰ってきてね』
「うん」
自分の部屋に向かいカーペットに横になるとテヒョンさんの顔が浮かぶ
「(本当に8年後から来たの？ただの偶然じゃなくて？)」
そう思うと少し楽しみなような胸騒ぎのような何とも言えない思いに夕方自販機に行くのが楽しみになった
夕方、まだ降り続ける雪の下を進み自販機を目指すと自販機の前には背の高い人影があった
『あ！A〜！』
「テヒョンさん！雪まみれじゃないですか傘は？ないんですか？」
テヒョンさんはコートに顔を埋めて寒そうにしていて肩や頭には雪が積もっている
『傘持ってきてない』
また口を四角くして笑ったテヒョンさんは私の持っている傘を奪って
『相合傘』
そう言って満足げに笑った
「奥さん見つけたら言いつけますよ」
『相合傘くらいで怒んないって〜多分』
このままではテヒョンさんが風邪をひきかねないので近くの喫茶店に避難することに
「わたしホットココアで」
『コーラください』
『かしこまりました』
店員さんが奥に下がるとテヒョンさんはきょろきょろと店内を見渡す
『やばい。超懐かしい』
「ここも奥さんと来たんですか？」
『めっちゃ来た。奥さんに教えてもらったんだけどね』
「...私思ったんですけどテヒョンさんの奥さんと私、行動パターンが似てるみたいです」
『...そ、そうなんだ』
「はい。だから私と行動してれば会える可能性上がると思います」
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おさる - 一回だけじゃなくて何度も見たくなるようなお話でした。次回の小説も楽しみにしています！ (2018年9月27日 10時) (
レス) id: 61e830c75b (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - らむさん» そう言っていただけて嬉しいです（；；）ありがとうございました！ (2018年7月19日 11時) (レス) id: 6fe35b1797 (このIDを非表示/違反報告)
らむ - 感動……すごく面白くて楽しかったです！！映画で見たいくらいです(*^◯^*)大好きなテテでこんな素敵なお話書いてくださったことに感謝です！！ (2018年7月19日 1時) (レス) id: a7a9735bca (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - ゆんさん» お付き合いありがとうございました(>_<) (2018年7月17日 18時) (レス) id: 67f3dc7c68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - とても素敵なお話をありがとうございました^_^ (2018年7月17日 17時) (レス) id: 8e5cc19314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2018年6月23日 18時
