妖精の尻尾と孤独の竜

No,028 ページ30

sideルーシィ





ホロロギウムが戻ったあと、広野に独り取り残された私は地面に座り込んでいた。



すると、FAIRYTAILS級魔導士であるミストガンがやって来て…




ルーシィ「…アニマ？」


ミストガン「あぁ。だからエドラスに行って、ラクリマからアースランドの民を救ってほしいんだ。」




アースランド？エドラス？

わからない言葉が多すぎる。


ミストガン「これを飲め。エドラスに送り込む。」




ルーシィ「え？ちょ、なっ！かふっ」




慌てている隙に、口に変なものを放り込まれ思わず飲み込む。




ミストガン「それでは、送り込む。準備は良いな？」


ルーシィ「ちょっ！準備なんてこれっぽっちも出来てなi」


レイカ「ミストガン‼」


突然響いた声。
振り向けば、そこには六魔将軍の時に出会ったレイカさんが。




どうやらミストガンを知っている…ってそりゃそうか。


グレイやエルザのことも知っていたし。




ミストガン「レイカも居るならちょうど良い。事情はルーシィから聞くんだ。
　 今度こそ、送り込むぞ。」









レイカ「え？なんのこと？って、うわっ‼」







次の瞬間、私たちの体は浮き上がって空に吸い込まれていった。

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