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蜃気 ページ3

目の前に広がっていたのは星一個無い、暗闇。
…顔に一つの違和感が有った。

上に何かが乗っかっている…?。
恐る恐る、その物を持ち上げてみる。
それは、なんと手紙だった。
『……。手紙かよ』
その正体を見てオレと冬紅は笑った。
その内容を、見るまでは。

折角だし見てみるか!と手紙を開こうとする。
「…男子達、此処で何をやっているの?」

後ろから聞こえたその声。
後ろを見る。

……女だ。
どちらかと言うと、オレらと同じか下か。
それに二人居る。
『君達も何やっているんだい?』
「…そうじゃない、その血塗れの手紙の事を聞いているの。」
『…は?』

視線を手紙に戻すと先程は確かに手紙は白かった筈だ。
……真っ赤だ。
見るに終えない程の赤さに、目を疑う。


『な…なんだよこれ!』
思わず口から言葉が飛び出す。
……オレは、ゆっくりと手紙を開けて行く。
そこに書いてあった内容は以下の通りだ。

・上手く行かなくても死んだりはしないが、時は戻りループする。
・人の事を信じるか信じないか、それが嘘であればきっと__。
・出口が見付けられれば、ゲームは終る。
だが出るには α の象徴を捧げよ。
・でるまでこのゲームは終らない。
嘆こうが、叫ぼうが、足掻こうが。
・死を望むなら殺してあげよう

_____完全に終わらせたいのであれば、監守を殺せ。

今回の、参加者は四人。
四人を引き込む文字の意味を知れ。
ここに来た、罪の重さを__。



×××ノ樹。
ソノ×ニ、気ガ付ケバ×××ガ立ッテタ。
α ノ×××ハ、×××ニアリ。


……何がなんだか正直分からなかった。
何なのだろうか。
きっと皆も、そう思っているだろう。

_____キィィィィィィィィィィン!!!!!!


頭の中に、金属が擦れたような音が響く。


森からは、カラスが飛たって行く。
『……さぁ!××の皆様!
どうも、監守の×××でございます。
……さて、今日行ってもらうのは……嘘ツキゲームです。では……
お楽しみください』


一気に、顔が青ざめた気がした。
此処は、一体何が起こっているのだろうか?
しかも。監守の名前が聞こえなかった。

…………其処でオレの意識は途切れた。

迷信→←蜃気



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作者名:  x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yarsejruw/  
作成日時:2016年8月28日 21時

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