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首もとにある呪具。

戦場にいるとよく感じる、生死の運命を委ねるようなヒリヒリとした感覚が体を駆け抜ける。

呪術師「答えろ。……お前は、両面宿儺の手下か?」

完全に、油断していた。

非呪術師の子供が呪霊におそわれていたので助けたところ、それをおとりにまわりをいっせいに呪術師に囲まれてしまい、呪具の薙刀を首もとにあてられてしまった。


……しかも運の悪いことに、宿様とは別行動。




もしもこいつらが宿様を祓うために動いているのだとすると、おそらく宿様の方にもこいつらの仲間がいるのだろう。おそらく、そちらが最大戦力になる。

逆に、たまたま見つけた私をとらえようとしているならこの人員はありあわせの可能性もある。


どちらにしろここを抜けなくては。




おとりにしていた子供をちらりと見る。

呪霊に襲わせていたあたり、こいつらにとってそんなに価値はない。人質には使えない。



はぁ……とため息をつき、一瞬で両足に呪力をこめる。やつらは呪術のプロだ、油断は出来ない。


先手必勝!と言わんばかりに近くにいた呪術師の顔面へと跳躍し、その顔を足でおもいっきり地面に叩きつけた。



その瞬間、


「……躊躇無しなのね」





倒れた呪術師ごと私にいっせいに攻撃を仕掛けてきた。
もちろん、そんなもの避けられるに決まってる。

同士討ちのような形になった。







すると、うち一人が泣きながら喚きだした。

呪術師「この……この呪霊め!どれだけ経っても沸いてきやがって!両面宿儺もだ!お前らさえ、お前らさえいなければアイツは……!!!!絶対祓ってやるっっ!!!!」


その姿に、いつかの家族の姿が重なった気がして。


「うるさい」



また全身に呪力をこめた。









息が苦しい。着なれているはずの着物が動きづらい。


急げ、急げ、急げ


やつらの狙いはやっぱり宿様だった。

この世から宿様を消すため。






いやだ、宿様を消さないで。私からとらないで。




その一心で足を動かし続けた。

(作者より)→←・


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うたプリ大好き?(プロフ) - 更新再開楽しみにしています! (2021年1月23日 21時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
緋暮(プロフ) - うたプリ大好き?さん» こんにちは!実は最近塾が忙しくてサボっておりました……すみません……3週間後に学期末テストが入っております……移動時間を駆使して更新頑張りますのであたたかい目で見ていただけると嬉しいです……(この土日はフリーなので更新しますよ!) (2021年1月23日 16時) (レス) id: 593f716ee5 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2021年1月22日 11時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
緋暮(プロフ) - ukaさん» うわあああ〜!!!!ありがとうございます!!!!これからもっと甘甘にしていきますので楽しみにしててください〜!!!! (2020年12月22日 19時) (レス) id: 593f716ee5 (このIDを非表示/違反報告)
uka(プロフ) - 両面宿儺カッコよすぎデス!もっとイチャイチャみたあ!!応援してます!! (2020年12月22日 0時) (レス) id: 7913de20e0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緋暮 | 作成日時:2020年12月20日 10時

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