Episode 041：盲目の仲間 ページ47
「Aっ……！」
どこか落ち着かない様子の稲森がAに話しかけてきた。
「この試合、何かおかしいと思わない……？敵もそうだけど、一星のことも……」
稲森は表情を暗くした。なぜなら彼にとって一星は「仲間」なのだから。
「俺、鬼道さんが灰崎たちと話しているのを見たんだ！……もしかしたら、鬼道さんの指示で……」
「そうかい」
かたやAは淡々としており、興味なさげに応じる。
そんなどっちつかずのAに不安を感じたのか、
「ねぇ！Aは違うよね！？一星を狙ってなんかいないよね！？」
稲森は必死にAの肩を揺する。
Aはため息をつき、彼の手をそっと退ける。
「……落ち着きたまえ。俺は別に何も吹き込まれていない」
「本当！？良かったぁ……Aまで一星を狙ってたら、俺……」
稲森は安堵し、こう続ける。
「俺は、みんなと正々堂々と戦いたいんだ！……ねぇ、Aもそうでしょ？」
「……そうだねぇ」
遠くを見つめるAのこの返答は、全く気持ちがこもっていないものだった。
「だが、今は試合に集中するんだ。負けてしまえば元も子もない。……分かるね？明日人」
まるで先生、もとい子を諭す親のように言い聞かせるA。
「……うん、そうだよね。分かった」
そう答えると稲森はAから離れる。
「……君は全然分かってないんだよなぁ……」
そんな稲森の背中に冷ややかな視線を送るAなのであった。
オーストラリア側の要請により、選手交代のための一時中断がかけられた。
「ごめん。ちょっと失礼するよ」
Aはメンバーにそう伝えるが早いがフィールドを出、廊下へと消えた。
「あっ！ちょ、お前どこ行くんだよ！？」
剛陣が慌てて止めようとするも、そこにAの姿はすでになかった。
「ったく…本当にマイペースだよなぁ、あいつ……」
その頃フィールドでは……
「鬼道さん！灰崎たちが一星や敵を攻撃してるの、鬼道さんの指示ですよね？」
稲森は鬼道に事の真相を話すよう詰め寄る。
「どうしてですか！こんなのサッカーじゃありません！」
しかし鬼道は何も告げずにその場を去った。
「鬼道さん！！」
「……お前、何も見えてねぇな」
その様子を見ていた灰崎が、稲森に対し厳しく吐き捨てた。
一方、Aはというと……
「──俺だ」
フィールドから出たところの薄暗い廊下にて、誰かと通話をしていた。
「この場にいるんだろう？……アイザック」
スマホからアイザックの「Oh, my gosh!」との声が聞こえる。
「──よく聞けザック。お前にしか頼めないことがあるんだ」
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いづう(プロフ) - ハニートースト 通称，ハニトン！さん» 今見ました！申し訳ありません、なぜか夢野くんのイラストは表示されず見れませんでした…（；＿；）でも琴平くんは見れました！やばいです！かっこいいい！！！まさか琴平も描いて頂けるとは感激です！！ありがとうございました！！ (2018年11月13日 19時) (
レス) id: a4beff7793 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン！(プロフ) - 描けました！是非っ！！ (2018年11月13日 18時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン！(プロフ) - いづうさん» ま、マジですかっ？！お恥ずかしい…では、喜んで描かせていただきますね！ (2018年11月13日 18時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
いづう(プロフ) - ハニートースト 通称，ハニトン！さん» ええええ！？本当ですか！？嬉しいです！実は以前ハニトンさんのイラスト集を拝見させて頂いておりまして、上手だなぁ…と密かに思ってたんです！ぜひぜひ描いてください、こちらこそお願いします！ (2018年11月13日 18時) (レス) id: a4beff7793 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン！(プロフ) - いづうさん» 一応wまたまた質問なのですがいづう様の作品の男主さんを描かせていただいてもよろしいでしょうか…？イケメンすぎてほんと辛いんす！ (2018年11月13日 17時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
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