Episode 031：目を閉じて(^ε^) ページ37
「監督！鬼道くんたちに目を閉じるように伝えてください！」
突然、夏未はとんでもないことを言い出した。
「おお〜っ！？目を閉じるのですかぁ！？」
さすがの趙金雲もこの発言には仰天である。傍らの子分も、被り物を回転させて驚きを表している。
「夏未さん！そんなことしたらプレーできませんよぉ〜！」
大谷がそう話しかけるも、
「……できます。彼らなら」
夏未には勝ち筋が見えているようだ。
「ほぉ〜……。いいでしょう」
自信ありげの彼女の姿勢を買い、趙金雲は各々のイレブンバンドに連絡を入れた。
──「目を閉じて(^ε^)」
「『──目を閉じて』……『(^ε^)』？」
「顔文字まで読むな！」
生真面目な鬼道に灰崎がツッコむ。
「夏未……帰って来たのか」
「おお！夏未か！」
元・雷門イレブンの鬼道と円堂が嬉しそうに声を上げた。
ボールはラインの外に出て、一時中断がかけられた。
タイムの間、鬼道はチームメイトを集める。
「みんな、聞いてくれ。敵が妙な手の動きを見せたら、すぐに目を閉じるんだ。目を閉じて、耳と気配だけで動くんだ」
「ええ！？どういうことですか！？」
当然のように驚く稲森。
「おいおい、目ぇ瞑ってプレーできるわけねェだろ」
「いえ、そうとも言い切れませんよ？」
不動の言葉に坂野上が反論する。
「優秀なサッカー選手は、耳と気配から周りの状況を把握しているといいます。視覚は、プレーをするための情報の一つにすぎないんです。目を使わなくてもサッカーはできます。現に『ブラインドサッカー』という競技もあるくらいですから！」
「目を使わずにサッカーをやるだと……？」
坂野上の説明に未だ懐疑的な姿勢をみせる不動。
しかし物は試しだ、ということで挑戦してみることにした一同。
オーストラリアのスローインで試合再開。
(気配を感じろ……！)
稲森はゆっくりと目を瞑り、相手の気配を察知して近づく。
すると驚くことに……
「っ！やったぁ！」
ボールを奪えたのだ。
「……オーストラリアの選手が使っている能力は『ヒプノシス』。一種の催眠術よ」
ベンチにて夏未が淡々と説明した。
「敵は左右の手の動きによるヒプノシス効果によって、暗示をかけているのよ」
「間違った視覚を植え付けることで有利に立ち回るんだ。……だが！」
腕を組みながらAはこう付け足す。
「目を閉じることで、ヒプノシスの催眠効果をガードできる、というわけさ。んん……エスパーだねぇ」
Aはニヤリと笑いながら、チャンスを我が物とした日本代表の動きをじっくりと観察するのであった。
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いづう(プロフ) - ハニートースト 通称，ハニトン！さん» 今見ました！申し訳ありません、なぜか夢野くんのイラストは表示されず見れませんでした…（；＿；）でも琴平くんは見れました！やばいです！かっこいいい！！！まさか琴平も描いて頂けるとは感激です！！ありがとうございました！！ (2018年11月13日 19時) (
レス) id: a4beff7793 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン！(プロフ) - 描けました！是非っ！！ (2018年11月13日 18時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン！(プロフ) - いづうさん» ま、マジですかっ？！お恥ずかしい…では、喜んで描かせていただきますね！ (2018年11月13日 18時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
いづう(プロフ) - ハニートースト 通称，ハニトン！さん» ええええ！？本当ですか！？嬉しいです！実は以前ハニトンさんのイラスト集を拝見させて頂いておりまして、上手だなぁ…と密かに思ってたんです！ぜひぜひ描いてください、こちらこそお願いします！ (2018年11月13日 18時) (レス) id: a4beff7793 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン！(プロフ) - いづうさん» 一応wまたまた質問なのですがいづう様の作品の男主さんを描かせていただいてもよろしいでしょうか…？イケメンすぎてほんと辛いんす！ (2018年11月13日 17時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
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