【wrwrd】外資系のそっくりさん【男主】

45…殺意 ページ45

「ど、ど、どっぺる、げんがー…？」


あまり舌の回らない言葉で、震えながら指をさし、ドッペルゲンガーと言う男。

へ？と、気の抜けた声をショッピとAがはもらせる。

そこで声まで一緒だったことが、男の恐怖に拍車をかけたのか、腰にさげていた日本刀をぎらりと取り出す。


「ちょ、落ち着けえや！！」

「ちゃいますって！！」

「ドッペルゲンガーやないっすよ！！」


日光を反射し、輝く日本刀を、はっきりとした素晴らしい立ちすじで切りかかる。

それでかなりと腕前だと分かるが、そんなことを気にしている場合ではない。

その様子をのんびり眺めるチーノにゾムは、軽く殺意を覚えながら二人を引いて、逃げていた。

今まで色々なことにあまり動じなかったAだが、今回ばかりは動じずには入られないようだ。

腹のあたりをショッピとAは抱えられたまま、説得を試みて続ける。


「落ち着いてください！！！！ちゃいますって！！」

「俺とショッピさんはただの別人っすよ！」

「喋ったぁああ！？！？」

「当たり前やろ！！」


走りながらもツッコミを入れるゾム。

そろそろ息が上がりそうである。


「おもろいな。がんばえ〜」


そしてこの場全員がチーノへと殺意を抱いた。


▼
▽…………………………………………
5/24.
機械音痴ながらにログインしました。

そういえば、ひとらんらんさんの口調わりと荒い感じで行きます。リアルリスペクトで。

小説にある可愛らしいひとらんらんさんを期待した方、すみません。

安心してください。今度ログイン記念にほのぼの系の物を考えておりますので、そこでは可愛らしく頑張ります。

46…詐欺師→←44…物騒

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す