39…図書室 ページ39
よっぽど楽しいのか、廊下を上機嫌で歩くチーノ。
ゾムが理由を聞くと「前からクローン等の分野に興味があったから」だそう。
しかし、次に行く場所をゾムが言った途端、見るからにテンションが下がった。
「次、図書室行くで。」
「えぇ〜…いややわぁ…。」
露骨に嫌がるその姿。それは、相当嫌いつつ、信頼している様に見えた。
廊下を歩く足跡が一つ増えた中、図書室、とプレートが下がり、ガラスがはめこまれている木製の扉が見えてきた。
「エミさーん居るー？」
やはりノックをせずに押し開けるゾム。
数秒待つと、「少し待っててください！」と、声が聞こえた。
「なんやねん。あのハゲ。」
チーノが毒を吐いたその時、本棚の奥から走ってくる姿が見え始めた。
色素が薄い、髪と瞳。運動はあまり得意でなさそうに見える走り方。
頭脳派か、とAは検討をつける。
「どうしました？ゾムさ……ショッピくんが…二人…？」
「僕を忘れないでくれません？」
一呼吸置いてから、ゾムの方を向き直った後、他三人を見て、ショッピとAに驚いた様子だ。
その検討が着いていた様子に、ゾムとチーノが、つまらん、と煽る。
Aは困惑しながらショッピを見たが、平然としていたため、これが日常だと知る。
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らむこ(プロフ) - 続編楽しみにしてます！ (2019年5月25日 11時) (
レス) id: 70493a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
桜兎(プロフ) - 大好きです！主人公くんとショッピくんの絡みが尊すぎる (2019年5月25日 7時) (レス) id: 832086f9ca (このIDを非表示/違反報告)
文月零(プロフ) - 皆からチーノくんのヘイトがどんどんたまっていくぅ↑！ (2019年5月24日 22時) (レス) id: 46da8e3aa1 (このIDを非表示/違反報告)
有 - らんっ……っらんっ……！！ (2019年5月24日 19時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - 更新の早さに感謝と驚きがとまりません...!好きです! (2019年5月23日 13時) (レス) id: a4dc8f380c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダント・ルーネ | 作成日時：2019年5月8日 23時
