６、逆に危機感を覚える ページ7
【ソフィア side】
洗い流した後はこれを着ればいいと言われたからバスローブを着たけれど、そういえば色々どうしたらいいのだろうと今更ながらに思う。
さすがに着ていた下着、しかも思いっきり汚れているものをもう一度着るなんていうのはあまり頂けない。と、昔記憶した。
となれば、着ない選択しかない。長年の生活で染み付いた常識は、洗ったばかりの身に汚れきった布を纏うなんてあり得ないと告げているのだから。
着なれない感触に戸惑いながら、私はバスルームから出る。
「あがったわ。ありがとう、助かった」
「ああ、とても綺麗になったね◇」
此方に目を向ける三人の中でヒソカが素早く歩み寄ってきて、何故か私を抱き締める。と、思いきや、ピシリと固まった。
「……ソフィア？◇」
「なに、ヒソカ？」
「どうして何も……」
少しみじろぐ動きを感じて胸元から見上げると、イルミとクロロの方を振り返っている。
どうしたのだろうと私も見てみれば、何してるんだと言いたげなイルミと、少しだけ申し訳なさそうにソフィアを見るクロロと目があった。
「……あー、何でもない◆最低限は用意するから、明日買い物に行こうか◇」
「……？ うん？」
「まぁ、二人とも座れ」
どうして何も……って、下着のことだろうか。あれは仕方なかったから着てないだけなのにな、とちょっと考える。
実際は急に抱き締められてもされるがまま、男の泊まる部屋に連れられても警戒ゼロ、更にはバスローブ以外身に付けていないという事実に、逆に男三人の方が危機感を覚えて発した言葉なのだが。
ソフィアはさっぱり理解していないのである。
ヒソカに離してもらってソファーに座る。今座れと命令した男、クロロが纏う雰囲気を真剣なものに変えた。
「落ち着いたところで、少し質問がある。お前は二人が発見した時死体の中で倒れていたそうだが、何があった？」
死体というと、寝る前に戦った男達のことだろう。
「人身売買の商品にされそうだったから抵抗しただけよ」
実際、男達も商品にするとかなんとか言っていたから。
「……まぁ、その容姿ならあり得なくもないか」
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澪 - オチ希望出来ればヒソカでお願いしたいです。 (2021年9月9日 7時) (
レス) id: 790f68b113 (このIDを非表示/違反報告)
クロ(プロフ) - ヒソカの花嫁さん» ヒソカの花嫁様、コメントありがとうございます！ヒソカ希望いただきましたー！何もなければご希望に答えてヒソカオチか、オチごとに小説を分けるか致しますので、評価ボタンを押して楽しみにお待ちください！← (2019年5月6日 21時) (レス) id: dcc16283b8 (このIDを非表示/違反報告)
ヒソカの花嫁(プロフ) - オチ希望はヒソカでお願いしたいです！ (2019年5月6日 21時) (レス) id: 6af5523d08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロ | 作成日時：2019年4月8日 3時
