「ワンピース」神の血縁者 (ページ23)

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第21話ページ23

『ドゴーンッ！』
「「「！！！」」」
「「「うわー！海王類だー！」」」

ﾅﾐ「それも超大型の！」

船の底から超大型の海王類が現れ、サンジたちが乗っているビガロの船を食おうとした。

「「「うわー！食われるー！」」」

ﾙﾌｨ「ゾロ、サンジ、サクラ！つかまれー！」

ルフィはゾロたちを助けようと腕を伸ばしたが当たった先が海王類の鼻の中。

ｿﾞﾛ・ｻﾝｼﾞ「どこへ飛ばしてんだ！」

海王類はくしゃみをし、メリー号とビガロの船を吹っ飛ばした。
メリー号は無事であったが、ビガロの船が沈んだ。

ﾙﾌｨ「あっ、沈んだ」

ｳｿｯﾌﾟ「おいおい。まだゾロたちが」

ﾙﾌｨ「あっ、そうだ。おーい！」

ゾロとサンジはサクラの水龍に助けられ船に戻ってくることができた。
その後、冷えた体を温めるため夕食となった。

ｳｿｯﾌﾟ・ﾁｮｯﾊﾟｰ「ハハハ…」

ﾙﾌｨ「よかったな、ゾロ」

ｿﾞﾛ「助けるならもっと早くやれよ」

ｻﾝｼﾞ「本当だぜ」

ﾙﾌｨ「まあいいじゃんかさ。ハハハ…」

ﾁｮｯﾊﾟｰ「ああ、やっぱうめえな」

部屋の端に座っていたアナグマにルフィが声をかける。

ﾙﾌｨ)「おい。飯、食わねえのか。お前の分までちゃんとあんだぞ」

ｱﾅｸﾞﾏ「いつもああなのか？」

ﾙﾌｨ「うん？」

ｱﾅｸﾞﾏ「生きるの死ぬの簡単に言うなって言ったくせにお前ら危険なことも平気でやってんじゃんかよ。死んだっておかしくなかったぞ、あれは」

ﾙﾌｨ「ハハッ。あれは危なかったな、実際」

ｱﾅｸﾞﾏ「笑い事じゃねえよ！
　死ぬの怖くねえのかよ」

ﾙﾌｨ「怖いよ」

ｱﾅｸﾞﾏ「じゃあ、何で？」

アナグマとルフィの会話をサクラは静かに耳を傾けて聞いていた。