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｢あー、佐久間にはここの情報室落としてもらおうと思ってたのに…｣
余裕綽々、といった様子で翡翠の瞳をした男は長剣を振るっていた。
『今精鋭部隊をそちらに送っている！もう少しだけ耐えてくれ！』
本国からの伝達だ。β国の精鋭部隊のレベルはとても高い。自国の誇りだ。
そんな方たちがわざわざ向かってくれる。もう少し、もう少しだけ耐えたら。
｢…おっ、ラウール！佐久間！向こうのトップクラスの軍人さんこっち向かってる！今の内にここの敵蹴散らせておこう！｣
｢マッジで？楽しくなりそうだね！｣
｢な、何故それを…！｣
音漏れしていた？いや、まさか…それなら他の味方が先に指摘していてくれるはずだ。
｢自分で考えてみてよ。そういうのも大事だよ｣
翡翠はこちらが考える隙も与えぬままどんどん味方の数を減らしていく。
｢精鋭部隊二手に分かれてる。片方は基地狙いだね、めめと康二で相手出来る？…康二？そっちじゃないよ、おーい…どこ行くの…｣
無線で呆れたように笑いながら指示していく男に、1種の狂気を感じた。
だって、そんな情報どこから漏れた。
情報室はまだ落とされていないと言っていた…いや、それもブラフ？
｢どうして、｣
｢駄目だよ、ちゃんと考えないと。でも残念、時間切れ｣
最後の1人を斬り捨てて、翡翠は大学教授のように口を開いた。
｢答えは、俺が世の中の全てを掌握してるから。これテストに出るよ｣
S隊 File07
●阿部亮平
現場指揮官 兼 外交官
翡翠の瞳を持つ男。
彼の脳内には絶えず世界中の情報が入り込んでくる。常人なら発狂するその情報量を仕分け出来るのは高い頭脳を持つ彼だけである。
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サラダ(プロフ) - 湊都さん» ありがとうございます！ちなみにめめは佐久間のこと君づけします、。ホントにたくさんすいません、！ (2020年2月14日 22時) (
レス) id: a856ca8d9b (このIDを非表示/違反報告)
湊都(プロフ) - サラダさん» ありがとうございます（土下座）。呼称は本当にわからないのでありがたいです。書き直します。 (2020年2月14日 21時) (レス) id: 9124562c1c (このIDを非表示/違反報告)
サラダ(プロフ) - 紅一点小説を書いているものです。Twitterで見かけて読んでみたらはまりました！！ページ21の紫色の目をした軍人というあたりで"ふっかくん"と読んでいますが、康二君は"ふっかさん"って言います。ぜひ知っていていただきたいです！！ (2020年2月14日 19時) (レス) id: a856ca8d9b (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - 湊都さん» お答えいただきありがとうございます。あべさくですね！色の表現も素敵です！変な質問失礼しました。 (2020年2月5日 20時) (レス) id: aae655c3b8 (このIDを非表示/違反報告)
湊都(プロフ) - かごめさん» ありがとうございます。刺さっていただいたようで何よりです (2020年2月5日 19時) (レス) id: 9124562c1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊都 | 作成日時：2020年1月30日 1時
