【MSSP】私と貴方を繋ぐもの【あろまほっと】 (ページ3)

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『ただいまー…』

家の扉を開け声を発するも返ってくるはずもなく。
いつも通りソファーに腰掛ける。
明日が仕事ということもあって寝たいのだが、寝る気にならない。
スマートフォンを軽くいじってみるも、すぐに飽きてしまう。

『…あろまさんのツイッターでも見ようかな』

パッと思いついたアイディア。
パソコンを開き、お気に入りからツイッターの項目を選ぶ。

『…あいかわらず綺麗な写真なんだよなぁ…。』

すぐ目に入るハイビスカスのアイコン。
私があろまさんにハイビスカスの写真をプレゼントしたら、気に入ってくれるのだろうか。
ちょっとした妄想から広がっていく考え。

『……何考えてるんだろ』

頭をブンブンと振り、我に返る。

結構眺めていたのか、時間は30分くらい過ぎていた。
そろそろご飯食べて風呂に入って寝ようか。
適当に計画をたてる。夜ご飯は真面目に考えたいけど。

『堕天使のレシピ参考にしようかな』

写真専門の本が多数ある本棚から、レシピの本を探す。
確か、実況者関連の所にあったはず。

『あ、あった…』

ペラペラと本をめくり、肉じゃがのページを見つける。
ポテミト山地…か。
材料もそろっているからこれでいいや、とキッチンへ移動する。

『…痛っ』

順調に作業をとりかかっていると、人差し指に痛みがはしる。少し、切ったみたいだ。

『絆創膏…の前に指洗わなきゃ』

水道で指を洗う。透明な水も、血のせいで赤くなる。
切っていないほうの手で絆創膏をとり、処置する。

『…これでいいか。痛いけど。』

指を気にしつつ、料理を続ける。
一人暮らしにはもう慣れて、料理もそこそこできているはず。

『よし、できたっ』

机に一人座り、いただきます、と声を出す。
結構美味しい。よかった。