長月夜の妹は2 (ページ35)

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『神崎さん、私少し寝るから現場付いたらおんぶでいいから楽屋に運んで』

神崎「……なんかあったか？」

『いや、別に…学校は面倒な場所って事をよく思い出したわ…』

神崎「何かあったんだな…なんだ？？聞くことは出来るぞ？」

『うーん…上から目線の話し方って嫌だよね。』

神崎「ん？そりゃまぁそうだな」

『上からもの頼まれてもやりたくないって気持ちがよーく分かった』

神崎「そうか…」
上から目線でなんか言われたんだな…

『そう言えば学祭の2日間仕事だよね？？』

神崎「そうだな…お前が仕事入れろって言うから入れたけど」

『そう。助かる…もし学校に行かないと行けないなら休もうって思ってたから』

神崎「ただその日外での撮影なんだよ」

『…それ嫌な予感しかしないんだけど…？？』

神崎「お前の高校の学祭にモデルとして出演」

『…キャンセルで。私の許可してないし』

神崎「それがあそこの校長が在学させてるんだからって言ってるんだよ。」

『い･や･よ。キャンセルして。私は学園関係のものはやらないってずっと言ってたでしょ』

神崎「それだと今すぐ新しい企画考えるしかないな…」

『逆にその新しい企画の方が私的には楽しめそう』

神崎「お前、自分の行ってる高校の事少しは考えろよ…」

『学校嫌いの私が高校に行って笑顔でやれと？絶対笑顔引き攣る』

神崎「引き攣らないように笑顔の練習も沢山したんだろ」

…まぁそうだけど。

『もういい。とりま寝る』