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Aの専属マネージャーに大学進学について聞かれ思わず資料を読みながら飲み物を飲んでいた手が止まる


神崎「Aがあれ以来学校が好きじゃないのは分かってるけどさ、どうするにしても単位は取ってないと困るぞ?(苦笑)」



『あー、うん、そうだよね。』



パサッと資料を机に置いて椅子に体育座りするA


『神崎ちゃんはどう思う?高卒で女優だけの道か大学も行って今以上にしっかり教養をつけるべきか。』


神崎「まぁ芸能界には高卒で芸能一筋の人も結構いる。ただツキプロじゃ余りいないな。居たとしても社会経験がある人が多数だ。
夜くんも大学に進んでるし、Aの両親には視野を広げる為に大学には進んで欲しいからその為の時間だけは取って欲しいって一応言われてる。でもその後を決めるのはAに任せるって言ってたぞ?」


『なんでそんな事知ってるの?聞いたことも無いんですけど…。』


神崎「いや〜今までの荒れ方の中で言うのもな。」



そう言われ両親に取っていた冷たい態度を思い出し少し気まずい思いをする



神崎「気落ちする必要は無いぞ?
アレは仕方ないしAだって両親にバレたくないのもあったからそういう態度だったのはよく知ってる。
そりゃあれだけの事されて人を信用しろって方が無理だしな。だからそこは気にしなくていいんだよ。

誤魔化してるの見え見えだがお前の成績だってさほど悪くないし狙おうと思えば有名大学だって全然狙えるしな。」


『成績悪いの知っててそれ言う?』


神崎「中学の成績表5段階の5だっただろ。これの何処が成績悪いだ?笑」


『……。』


神崎「ハハッ笑
演技以外じゃ嘘が下手だなぁ〜笑」



『もうからかわないで下さい。奥さんとのデートの時の服ダサくしますよ。』


神崎「げっ、それはやめてくれ(笑)
今日のネクタイ俺が選んだら奥さんにすげぇダサいって言われたんだよ。」


『センス無いのも困りものだね。大学の件は考えてみる。取り敢えず受けれる仕事全部受けて。』


神崎「は?いやいや流石にキツすぎるぞ。」


『…だから、行くんでしょ、2年から学校…ちゃんと。
だったら今の内に出来る仕事は前撮りで全て終わらせる。』


ポカンとする神崎に対してわざわざ言うと思わなかったAは少し照れて資料で顔を覆う



神崎「…ははっ笑
そうだな。じゃあタイトになるけどしっかりこなせよ?」


『もちろん笑』

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作者名:reina | 作成日時:2020年2月4日 2時

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