長月夜の妹は6 (ページ33)

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その日の夜･盛り沢山の予定をこなし残りQueen･新曲･ライブの打ち合わせを残すだけだった

マネージャーである神崎やライブを一緒に作ってくれる責任者さんやスタッフさん、衣装についてはQueenも関わっていたので同時に3つの打ち合わせをする

『という感じでどうでしょうか。』

「うん、いいんじゃない？3月号だしチラ見せ新曲WVもいいと思う。」

「ですね。ライブには来れない方々にもQueenの雑誌であれば手に取って頂ける機会もありますし。2日前のツキプロライブでやった曲の数曲だけでもだいぶレアな特典になりますし。」

神崎「まぁそれなら俺からも社長に話してみるか。2週間…短いが何とかしてみる。」

『ありがとうございます！』

「それよりLuaちゃん…Luaちゃん作詞の曲は出来たの？ﾆｺ」

ｷﾞｸｯ
『あー、ごめんなさい。まだです……(苦笑)』

「そろそろやらないとライブも近いしCDにするまでにもせめて4日前には終わらせないといけないのよ？」

『はい。分かってます、しっかり仕上げます。でもまだ曲のイメージが浮かばないんです。
相手に伝える気持ちがメインなのは分かってるんです。ただ恋愛的な感じがどうしてもまだ掴めなくて…』

神崎「お前葵くんが居るだろ。」

『いや、でも私達は恋人っぽい事はあんまり…
ドラマの撮影もあるし、葵くんも忙しいし……』

神崎「んー、それは困ったな。」

「せめて近くに題材みたいなものがあればLuaちゃんも書ける？」

『あ、はい。あれば多分…役に入り込めさえすれば曲も作れると思います。』

「そっか、じゃあ1週間待つからそれまでに1度題材見つけてこようか？」

『はい。』

「あ、それとは別に最後に告知する内容の件だけど作者さんの希望でライブではフルで歌って欲しいとの事です。」

『分かりました。…じゃあ曲のこれをshortにする？』

「いや、それならこっちをshortに…」

ホワイトボードに貼られている曲順の見直しをしていると夜中前になる

神崎「一旦休憩しましょうか。」

「そうですね。」

『ん〜、でもこれだとこっちが……ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ』
ここを倒れる演出にするのもアリかな？それは2週間後のライブで試してみようかな。

神崎「A、A！」

『ｯ、はい…神崎ちゃん？どうしたの？』

神崎「一旦休憩！ほら、少し寝ろ。」

『あ、うん。』