長月夜の妹は4 (ページ19)

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『てかさ、翼くん眼鏡も帽子も取ったら？
わざわざ隠す意味分かんない笑』

翼「確かにな…お前が店入った途端眼鏡も帽子も取るから取った方が良くなったわ。」

『ｗｗだって食べるのに帽子も眼鏡も邪魔だし♪』

翼「てか俺が最初に見た時髪も黒でおさげの眼鏡で超真面目ちゃんの格好してたじゃん」

『あれは高校の校則だって。
ツインテールとかもうダサさ半端ない感じだったでしょ？』

「お待たせしました。ごゆっくり」

『ありがとうﾆｺ』

「//っあの！！Aちゃん翼くんサイン貰えませんか？！」

『うん、いいよ〜笑』

翼「いいよ〜！」

『はい、』

翼「…書けた。どーぞ？」

「ありがとうございます！」

店員が離れたあと

翼「なんだったっけ…あー、あのおさげはダサかったｗ」

『でしょ？』

翼「まぁあんな真面目そうな格好してる子がさ？学校サボってケーキ食いまくってんの見た時流石に目引いたしｗ」

『確かにね〜笑あ、これ美味っ〜♪』

翼「そりゃ良かったな」

『…あの日さ……丁度学校辞める2日前だったんだよね。』

翼「え、マジで？？」

『うん。もう社長にこっちに転校して来いって言われて数日後かな。
あの日はね…椅子に画鋲がくっ付いてて、机の中にも大量の画鋲でしょ？
教科書バケツの中の水でベタベタ机の上には花に油性ペンで色々書かれてた。

もういいやって思って早退してケーキ食べてた』

翼「そこに俺が来た訳ね。反抗期ちゃん？」

『まだ覚えてたんだ？？』

翼「まぁあれだけ言われりゃ嫌でも忘れねーよ」

『それもそっか…まぁマカロン食べられたのはショックだったよ？？あれ数量限定だったし』

翼「マジか！食べて良かった！めっちゃ美味かったし」

『おい！』

翼「で？今さっきはどこ行こうとしてたんだ？」

『家帰って服着替えてから練習スタジオ行くつもりだっただけ。まぁ練習着は持ってるけど
だからナイスタイミングだったんだよね〜』

翼「んじゃ夕飯浮いてラッキーだな。」

『これだけ食べたら夕飯は要らないかもﾓｸﾞﾓｸﾞ』

翼「だろうな」

スイーツを食べ終え

『ご馳走様でした。』

翼「マジで1時間以内に食うとは思わなかったけどな。どんな胃袋だよ」

『スイーツは何個でも？笑
あ、そうだ奢ってくれたお礼に今度なんか作るからリクエスト考えといて！』

翼「OK〜んじゃな。」

『また夜！』