隼さんの奥さんは…？？

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『あ、ママ遅いよ。』


母「ごめんね。じゃあ行きましょう！」


『まあいいよ。仕事出来たし。ママ、ケーキ食べたいからどっか行こ？』


母「そうね。

じゃあいつものお店に行きましょう？」


『うん。』
ママ気遣ってくれてるのかな…？


『タクシー使うの？』


母「ちょっと話したいから使わないわ。」


『じゃあちょっと待って日傘さす。』


母「Aは紫外線に弱いものね。」


『そうなの…かな？それより話って？』


母「歩きながらでもいいでしょう？」


『うん。』


母「ねぇなんで月野さんのお話拒否したの？別にAがやりたいならやっていいのよ？」


『嫌なの。始兄も隼さんも芸能人だけど考えると距離があるみたいで…。』



母「私達も普通の家庭よりは変わってるから今更じゃない？」


『うん。でもそれは家系が、でしょ？偶にライブのDVD見るけどあれ程悲しい事はないもの。』


母「それは何時も近くに居る隼くんが遠く感じるから？」


『う〜ん。隼さんとはそこまで考えた事ないけど…』
よくこっそり来てくれるし。魔法だっけ？よく部屋に入って来てるし。


母「あらなんで？」


『隼さんは魔法使えるのよ？会おうと思ったら会いに来てくれるもの。』


母「あらそうなの？なら今度からAの部屋に入る時は気を付けないとね。」


『何処からそうなるの…？でもここ2ヶ月電話だけだったし少し会えて……その、嬉しかった。』


母「そう。それは隼くん本人に聞かせてあげないとね？」


『…ヤダ。』


母「もう！誰に似たのよ！」
こういう所だけ嫌がって…


『パパでしょ。』


母「…多分そうね。」
基本始もAも私に似てると思っていたけどAのこういう所はあの人に似たのね。


『ママ、着いたよ？』


母「そうね、入りましょう。」


『うん。』

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