【銀魂】【名探偵コナン】トリップした上幼児化したけど悪くない

80 ページ42

コ「お前は残れよ、A」


真っ先に口を開いたのは新一君だった

そして他の皆も互いの顔を見つめてから頷いていた


コ「お前のいるべき場所は此処だ

残ってきちんと江戸を守れよ」

『……うん、分かってる』

昴「貴方がいなくなると寂しくなりますが…

境界線が繋がってるならいつでも会える

また…会いに来てくれますか？」

『当然よ

私だって寂しいし、米花町での暮らしも楽しかったから』

阿「A君、元気にするんじゃぞ

もし何か困った事があった時に使える発明品を作っておくぞい」

『マジかありがとうおじいちゃん』

阿「えっおじ…？」

哀「じゃあ私は薬の開発を進めておくわ

貴方もいつまでもその姿じゃ不便でしょう？」

『うん不便、めっちゃ不便

動くにも動きづらいから宜しくお願いします』


そして最後にポメの方を見る

正直まだ完全に心を許した訳ではないけど…


『何だかんだで貴方には助けてもらったしな…

一応礼を言っとくわ

……ありがとう、安室さん』

安「っ！！」

『あ、でも案外良い奴だと思っただけで別に心を許した訳ではないから

勘違いしないでよ…ってコラ抱きつくな』

降「それは無理なお願いだな

やっと名前を呼んでくれて嬉しいんだよ」

『それとこれとは関係ないでしょ…』


だってお前私にとって要注意人物だぞ？

高杉と神楽の兄貴と同等の扱いなんだぞ？？

そんな奴を名前で呼ばない主義なんだよ私は

ってか、いい加減離れろや

いつもならこの辺でお兄ちゃんが動くのに…


沖「…よし、ちゃんと録音出来てるな」

コ「沖田さん何やってんの？」

沖「貴重なモンを録音してたんでィ」

コ「貴重な物？」


…………まさか…………


「聞いたか今の！？」

「あの沖田副隊長が…あの台詞を…！」

「Aさんの勘違いしないでよ戴きましたァ！！」

「尊い…」

「隊長もしっかり録音してたな」


後ろにいる隊士達の会話を聞き、顔が赤くなるのを感じた

別に狙って言った訳じゃないのに

しかも録音された…


降「？おい、大丈夫かA」

『やかましいお前のせいで恥をかいた

やっぱりさっきのナシ！』

降「あ、おい

…全く、素直じゃない娘だな」

沖「ナイスでさァポメ

お前のお蔭でAのツンデレが見れた」

安「は、はぁ…

というか、兄妹揃ってその呼び方なんですね…」

沖「こっちの方がしっくりくるんで」

哀「…やっぱり兄妹ね」


私は出ていった後、襖越しに二人の会話を聞いていた

81→←79

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す