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イケメンでも許されない-11 ページ11

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不思議そうな顔をして安室さんが私を見た。
梓さんはああ、と言って手を叩く。


「たしかに、安室さんの彼女になんかなったら毎日ネットで炎上モノですね!」


「そんな大げさな…」


『それもありますけど、デートとかドタキャンされそうだな〜て思って』


無断欠勤早退ドタキャン常習犯だし。
もしかして彼女がいない理由はそこなのでは、と思ったわけだ。



「安室さん、それはダメですよ!絶対です」


「はは、まさかそんな風に思われてるとは…」



流石にこたえたのか、苦笑いする安室さん。つい言ってしまったけど少し意地悪しすぎたかな。



『まぁとにかく、嘘つきはダメってことです』


ちょっと忘れてたけど、朝のことを思い出して穴に入りたい気分になったので仕返しの仕返しをしてやった。



「嘘つき、ですか……」



『…安室さん?』



「いや、少し反省してたんです。
朝のこと、根に持ってるんでしょう?」


急に落ち込んだ声を出したから慌てて顔を覗けば、しゅんとした顔から一転、にこりと笑顔を向けられた。

まさかっ、



「朝のことって?」


「実は__『わーわーわー!!!言わなくて良いです!ダメ!禁止!』あは、照れ屋ですねぇAさんは」



「えー?ちょっとなになに?」



『な、内緒!内緒です!お願いだから聞かないで』



「そんなに隠すことでもないのに…まぁ、そうですね………

僕と、Aさん。2人だけの内緒です」



「えっ、ちょっと2人ともいつのまにそんな仲になったんですかー!」


「それは、言えませんね…内緒の約束なので」


『安室さん、一々含みのある言い方しないでください』



くすくすと笑いを隠すつもりもなく肩を揺らす安室さん。心底楽しそうだ。
私は全く楽しくないけど。



「まあまあ、そんな顔しないでください。僕、約束はちゃんと守りますよ?」



『全然信用ならないです…』



全く、本当にどの口が言ってるのか。
そう思いながらも、これ以上話しても負けが見えているのでふいと顔をそらしてパスタの残りを食べ始めるのだった。



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設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 降谷零   
作品ジャンル:アニメ
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山梔子(プロフ) - 真紅さん» 真紅さん初めまして。コメありがとうございます!頑張ります〜(^○^)! (2018年6月20日 0時) (レス) id: 1444a1608d (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください! (2018年6月19日 16時) (レス) id: f5ab8da157 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山梔子 | 作成日時:2018年5月24日 23時

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