Rainbow

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sideRed


子供が2人しかおらんくて、内心焦りながらも1人を殺す。
小瀧がシスターを殺ったのを確認して3人目を探してたら奥から出てきた。
ああ、小瀧に殺させるのは可哀想やって思って、近づく。
ほんなら小瀧がそいつに話しかけながら近づいて行って、頭を撫でようとした。
その時、後ろ手に何か持ってるんが分かって、目付きが変わってるのを見て。
咄嗟に『あ、危ない』って本能で小瀧を突き飛ばす。
その瞬間脇腹に痛みがはしって、『あ、撃たれたな』って気づいた。
すぐに濱ちゃんがその子供を撃ち抜いて殺す。
幸い、貫通してるし撃たれた場所も悪くなかったから歩ける。
呆然としてる小瀧に近寄って


「お前アホか！子供だろうがなんだろうが油断するなっていつも言ってるやろ！？なんですぐに殺さんかった！？」


って言いよる。
すぐに濱ちゃんが近寄ってきて


濱「しげ、大声出さんといて。安静にしやな出血止まらへんから。後で言いたい事は言うたらええ。望も今はパニックになってるから。」


って言って俺を座らす。
そのまま無線で


濱「神ちゃん、もう医者殺れたな？すぐにこっち向かってほしい。しげが撃たれた。幸い、致命傷やないけど出血はしてる。意識はしっかりしてるわ。止血しながら待ってる。｣

神【いや、致命傷やないんやったら動かしてもええからアジト帰れる？今俺なんももってないから治療できひん。今俺らもダッシュで帰ってるから。流星、もっとスピード上げて。】

流【わかってる。】

濱「了解。淳太、照史は多分すぐ戻って来れへんから迎えに来て。」

淳【了解。清潔なタオルとか持っていくわ。すぐ出るから10分くらいで着くと思う。】

濱「任せた。」

神【俺らはあと30分くらいで帰れると思う。】


って冷静に連絡を済ませてくれた。
そのまま自分が着てた上着を脱いで俺の傷口を押さえる。
撃たれた時よりも強い痛みが走る。


「いっ」

濱「痛いな。ごめんな。」

「いや、大丈夫。上着汚させてごめんな」

濱「そんなん言うてる場合ちゃうやろ。」


小瀧も涙目で俺の傷口を押さえる。
すぐに淳太が来て、支えられながら車に運ばれる。
そのままアジトに向かいだしていってる最中も傷が痛くて。
なんとか意識を保ってるけど限界が来そう。
でも小瀧のこと守れてよかった。
アジトについて医務室に寝かされて直ぐに、気が緩んで痛みで気を失った。

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