Rainbow

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依頼者に貰った院の地図を広げながら作戦会議をする。
子供も殺さなあかんのが厄介やな。
濱ちゃんも小瀧も優しさから子供に手をかけることがなかなか出来ひん。
俺が子供は殺らなあかんな。
多分この人数に対して俺も入れてるってことは淳太も同じ考えやろ。


中「子供らが寝てる時間に作戦決行するから。22時にはみんな寝てるらしいからその時間な。」

「うわ、夜か。」

中「まあ白昼堂々とはできひんからな。」

桐「しげは夜ははよ寝たいタイプやもんな笑」

「俺もう23時には確実に寝てるもん」

中「子供か」


早寝早起きなタイプやから基本は夜の依頼は他の人に任せてる。
その代わり早朝は全然行くんやけどな。


濱「子供かーー、、、」

桐「気持ちは分かるけど同情とかしたらあかんで〜。望もな？笑」

望「努力はする」

中「いや、努力で終わらさんとってくれ」


小瀧は人一倍真面目でやる気はあるんやけど、感性豊かな子やからその分同情してまうことも多い。
その隙が1番あかんねんけどな。
濱ちゃんも躊躇ってまうタイプではあるけど、自分とか仲間に危害があるならちゃんとできる。
ただ小瀧の場合完璧に戦意喪失してまうのが厄介。
まあ圧倒的に経験がないのもあるんやけどな。
2年前まで普通の世界で暮らしてた小瀧。


「小瀧、殺さへんっていう選択肢はないで。」


って言うたら小瀧は一気に顔がこわばる。


桐「まあまあ、しげもついてるし。」

中「極力子供はしげに任せたらええ。誰かって得意不得意はあるし。」


別に俺みたいに何も思わんと殺せとは言わへんけど、それで小瀧自身も、俺らも危険になるなら殺さなあかんって言うのだけはわかってほしいんやけどな〜。


濱「まあ、望はシスターを最優先でやってくれたらええよ。俺も今回は頑張るから。」

望「うん、濱ちゃんありがとう。」


そこに神ちゃんと流星が出先から帰ってきた。


神「ただいま〜。医者の情報は完璧。俺らはもう大丈夫。」

桐「流石やなー！仕事が早い！」

神「まあ俺の知り合いのセンセイが協力してくれたからやねんけどな笑」

「ほんならさ、神ちゃんちょっと手伝ってもらってもええ？」

神「おん、俺に出来ることやったらなんでも手伝うで！」


念には念を入れときたいから神ちゃんに子供らの事も調べてもらおうと思って。
それを頼んだら神ちゃんは快諾してパソコンルームにこもった。

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