拾肆 ページ18
Aside
私が目を覚ましてから色んな人がお見舞いに来てくれた。
柱の人達とか、炭治郎君達とか。
でも、一番会いたい不死川さんはだけは来てない。
しのぶちゃんが言うには任務で少し遠出をしているそうだ。
『はぁ……』
1つ、溜息をつく。
なんやかんやありながらも、もうすぐで一日が終わりそうな時間。
傷が痛み、なかなか寝付けなかった。
少し気分転換に庭に行こうと思い、足を動かした。
・
・
『わぁ…綺麗……』
庭に出て第一声がそれだった。
綺麗な星屑が空一面にあったからだ。
私は歌いたい、と思い縁側に座った。
『__…〜……♪』
小さい頃、母がよく口ずさんでいたから覚えた歌だ。
「もう歌わねェのかァ?」
『えっ』
ちょうど歌い終わった時、後ろから声が聞こえた。
『不死川さん…?』
そう、私が1番会いたかった人だ。
私が驚いてアタフタしていると、不死川さんは私の隣に座った。
不死川「ンで、もう歌わねェのか?」
『歌って欲しいなら歌いますよ。ちょっとした気分転換ですし』
再度同じ質問をされ、私はえへへ、と笑いながら返す。
すると、不死川さんは顔を少し赤くして
不死川「いや、いい。」
と、返してくれた。
・
二人の間に沈黙が流れる。
『あの、』
沈黙を破ったのは私だった。
『私が上弦と戦ってた時、助けに来てくれてありがとうございました。』
不死川「ハッ、そんなことかィ。……お前が無事で良かったわァ。」
私がお礼をいうと、不死川さんが少しはにかみながら優しく言ってくれた。
顔に熱が集まるのが分かる。
そして、凄く心臓が脈打っているのが分かった。
嗚呼、不死川さんのこういう所が好きだなぁ…。
不死川「は、」
『、?どうしました?』
不死川さんが急に驚くから私も驚いてしまった。
不死川「いや…、お前…今………」
・
・
“俺のこと、好きって言ったかァ?”
・
〜大正コソコソ噂話〜
不死川さんはAさんの様子を見に蝶屋敷に来たらしいよ!(皆分かる)
84人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
実弥さんの胸に飛び込みたい人(プロフ) - シホニャンさん» コメントありがとうございます!好きでs (2020年4月30日 23時) (レス) id: 52a01aa650 (このIDを非表示/違反報告)
シホニャン - 実弥最高(*`ω´)b更新楽しみしています (2020年4月21日 12時) (レス) id: 39a09b6cce (このIDを非表示/違反報告)
実弥さんの胸に飛び込みたい人(プロフ) - みみりんさん» コメントありがとうございます! (2020年4月11日 19時) (レス) id: 9a68f6f958 (このIDを非表示/違反報告)
みみりん - ちょっ…。かまぼこ隊がかまぼこ隊すぎる!かわいい! (2020年3月30日 14時) (レス) id: e9278bc4c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:実弥さんの胸に飛び込みたい人 | 作成日時:2020年3月2日 22時