もうひとりのカードキャプター

そして ページ15

『捕まえられてよかったねさくらちゃん』

「うん！Aちゃんのおかげだよ！」

『ううん、さくらちゃんも頑張ってたから！』

「せやな！ふたりともようがんばった！！」

そうわきあいあいと話していると。

「素晴らしいですわー！！！私のお友達がお二人も！魔法をお使いになられるなんて！ビデオを持ってきておいて正解でした！」

知世ちゃんが片手にビデオをもち、興奮しながら言っていた。

「え、知世ちゃん、いまの、撮ってたの…？」

「もちろんですわ！可愛らしいさくらちゃんとAちゃんのどんなお姿もわたくし撮り逃しませんわ！」

『さすがだね…あ、でも』

「このことは他の人にはお話しないでほしいな…？ダメかな、知世ちゃん…？」

恐る恐るさくらちゃんが知世ちゃんにお願いをする。

「それはさくらちゃんのお願いですもの、もちろんですわ」

そう言って微笑んでくれた。

『変にみんなにお話ししてもみんなびっくりしちゃうしね』

「そうですわね、これはわたくしたちの秘密のお約束ですわね」

そう言ってウィンクをした。


.・。・☆・。・.

夜も遅いので
そろそろおひらきにしようとみんなお家へと帰ってきた。

Aは自分のベッドによこになりながら
先ほどのことを考えていた。

『それにしてもお空飛ぶの楽しかったなぁ！』

「初めてにしては上出来だったぞ」

『ガロちゃん！へへ、そうかな』

褒められたことに少し照れながら嬉しい気持ちがあふれる。

『他にはどんなカードさんがいるんだろう…楽しみだなぁ』

そんなことを考えていると
先ほどの疲れからかすぐに眠気が襲ってくる。

『明日も学校だから、そろそろ寝ないとね！おやすみ、ガロちゃん、マギちゃん』

「ああ、おやすみ」

おやすみ、とテレパシーでマギちゃんが伝えてくる。


そしてAは夢の中へと誘われるのであった。




.・。・†・。・.


しばらく更新できなくて申し訳ありませんでした
亀更新で語彙力皆無ですが頑張ります
これからもよろしくお願いいたします

おはよう→←魔法のちから

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す