日常、目前は惨状。 ページ13
貴「………え、え?」
目の前に広がる光景に唖然呆然な私ですどうも。
……テーブルの上の4つのコップ、それを満たす謎の液体。
広々とした食堂の絨毯の上は死屍累々…もとい、横たわる青色ジャージ二つと、黄色いジャージと芥子色ジャージ。…アイスブルーいたらビンゴだったんだけど。
越「A先輩、そんな縁起でもないこと言わないでくださいっス」
貴「あ、いやぁ、ごめんごめん」
ついね。つい。
…いや、でなくて!
貴「赤也、赤也! おい、そこの犬猿ダブルスも!! おいこらスピードスター、寝るなぁ!!」
謙「俺だけ扱い酷ないか!?」
あ、謙也起きた。よかったよかった。
…他3人は?
貴「………返事がない。ただの屍のようだ」
謙「なんでやねん!! 勝手に死なせんといてやれや!!」
当たり前だ。
とりあえずうつ伏せになってた赤也ひっくり返してほっぺをぺしぺしと。
切「う、うーん、……? ……!! @☆●〒%<★!!?」
貴「おはよう赤也。早速だが日本語を喋ってくれ」
目覚めて早々地球上に存在しない言語で喋り出した赤也をとりあえず黙らせつつ、
貴「リョーマ、謙也、そこ2人どうにかして。そして謙也、なにがあったか説明して。その後、捕まえたってことでその時計外せ」
謙「お、おん……」
越「りょーかいっス」
ということで。
越「これってやっぱ、乾汁のせいなんスか?」
謙「その通りや! 流石は青学、察しええなあ」
呻き声を上げ始めた犬猿ダブルスをなんとか食堂の壁際のソファに寝かせながら、謙也とリョーマが話し始める。
赤也? なんかまた気絶したから介抱なう。
とりあえず、気絶した以外はその『乾汁』とやらは人体には無害らしいので、話を聞くことに専念する。
と、
貴「要はその乾汁とやらを飲んだ連中がここでぶっ倒れたのね」
謙「そういうことや」
越「……その乾先輩はどこに?」
謙「……さあ……これは作りかけやったらしいからな。ふざけて飲んだらこの有様や」
作りかけでこの威力。
私はテーブルの上のコップの中に満ち満ちた謎の、そして得体の知れない液体を見た。
結構距離があいたはずだけど、異様な存在感が…。
貴「つか、ふざけて飲むなよあんなもの、どう見たっておぞましい感じしかしないわよ…」
まあ、なんだかんだで、桃城武、海堂薫、切原赤也、忍足謙也、4人纏めて確保ー。
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椿(プロフ) - NANOMANOさん» ありがとうございます!!! 私も、ツンデレコンビのデレは大好きです。財前君もっとデレろ…! (2014年11月6日 21時) (レス) id: f85a5f48fd (このIDを非表示/違反報告)
NANOMANO(プロフ) - 財前が可愛いです。ものっそい可愛いです。デレをありがとうございます。いつでも応援します!ファイト! (2014年11月6日 3時) (レス) id: f5d752c2cb (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - キー子さん» ありがとうございました!! 続きは…うん、これ以上のカメですが、お付き合い頂ければ幸いです。 (2014年11月1日 22時) (レス) id: f85a5f48fd (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 七夕♪さん» 光栄です! こんなカメ足にお付き合い頂き、ありがとうございました! (2014年11月1日 22時) (レス) id: f85a5f48fd (このIDを非表示/違反報告)
キー子(プロフ) - お疲れ様です!日常にスポットを当てていて親近感がわくお話でした(^ν^)続編があるのならば是非また応援します!絶対!! (2014年11月1日 22時) (レス) id: 9a1f8b418f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椿 | 作成日時:2014年6月8日 19時