【傍観】�� ページ12
地響きが起こるほどの歓声。
何もしなくても汗ばむ位の熱気。
そんな会場の高まりを横目に見ながら試合の開始時刻を待つ。
リング横の選手用通路は会場と対比するかのような静けさと涼しさ。
今日はついにヒソカＶＳカストロの試合の日。
ヒソカのリクエスト通りの朝ごはんを作り、最大限甘やかしてできる限りのサポートはした。
ヒソカがどんな戦いを魅せるのか楽しみだ。
『さすがに大人気だね。休みがちな死神ってうまい事言ったよね、ヒソカにぴったり。』
「だろう？ボクも気に入ってるんだ♡...それより、本当にここで良いのかい？」
『うん。もし万が一大怪我してもここなら乱入できるでしょ？』
「そこまで心配してくれるなんて嬉しいよ♧さて、そろそろ始まるみたいだ♤」
『頑張ってね、ヒソカ！』
「うん、行ってくるよ♢」
私の頭を軽く撫で、おでこに口付けしてから悠々とリングに出ていくヒソカ。
...不意打ちはずるい。
抑えきれないという感じで溢れているオーラからは楽しみだという事しか感じられない。
とっても楽しそうで狂気に満ち溢れたオーラ。
ちょっと鳥肌がたった。
歓声の中始まった戦いはカストロが押していた。
大して動きが早い訳でもないのに、予想外の方向から飛んでくる攻撃。
そんな中でも楽しそうに笑みを崩さないヒソカ。
もう、見てるこっちは気が気じゃないよ！
『もう！避ける努力くらいしてよね...。心配するじゃん。』
「あの変態の心配するなんて、変わってるねあんた。」
『っ...誰！？』
「まぁ、そんな警戒しなくていいよ。仕事できただけだから。」
『あれ？マチじゃん。』
「ん？あんたどっかで会ったかい？」
『あーこの姿は初めてか。ノワルだよ。』
首の後ろの蜘蛛を見せると、目をぱちぱちさせて驚くマチ。
試験会場で初めてヒソカと会った時と同じ反応。
やっぱり二人共にてるなぁ。
マチは似てるって言われるの嫌がるから言わないけど。
『というか、マチも私も呼ぶなんて。』
「何をやらかすつもりなのさあのバカは...。」
「なんとぉぉぉぉ！ヒソカ選手！腕が吹っ飛んだァァァ！！」
「『はぁ！？』」
マチと同じタイミングでリングを振り返ると、ヒソカの腕が空高く舞っていた。
あー、だからマチまで呼んでたのか。
いや、納得してる場合じゃない。
無抵抗で腕を切らせるとか、本当にヒソカは狂ってる...。
まったくもう...。
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鬼マカロン - 続編楽しみです！！更新待ってます！ (2020年9月12日 11時) (
レス) id: c8c29494df (このIDを非表示/違反報告)
ユニ - 更新頑張ってください待ってます! (2018年12月4日 20時) (レス) id: f4bda40a71 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ11で、「強くなってほしい」が「強くなってほし」になっています。 (2018年10月21日 6時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
まっちー(プロフ) - 一からよみました！面白可愛くてハマった！更新まってまああああす！ (2018年10月9日 17時) (レス) id: 32a67d59b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆともす(プロフ) - 主人公とっても可愛いですね(´∀`)更新待ってます〜 (2018年9月27日 3時) (レス) id: 0710793742 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぉれすと | 作成日時：2018年9月23日 4時
