出し物決定 ページ4
投票をした日の放課後。
笠野さんと翔と俺で開票中。
『絶対にメイド喫茶嫌だぁ...』
「はは...今、メイド喫茶のほうが多いですよ、票数。」
「あ、こいつお化け屋敷!!いいやつ!」
この絵面濃いな...
『俺、ふと思ったんだけど、メイド服だのいろいろどうすんの?』
「ああ〜、下に着る服だけ自分らで持ってきてメイド服だけ学校から...みたいな?」
先生がメイド服を買いにいく様子を思い浮かべる→腹筋崩壊
男もやるけどどんなのになるのか...
「よっし、あと15こで決まる!!」
といきなり翔が叫ぶ。
翔が言う通りあと15こ。
今メイド喫茶が12こ。
クラスは33人。
お化け屋敷は6人...。
つまりは、メイド喫茶にあと4こあると絶望だ。
一人五枚ずつ分け開票していく。
お化け屋敷、お化け屋敷、メイド喫茶、お化け屋敷、メイド喫茶...
「あ、ここ、お化け屋敷4つのメイド喫茶が一つでした!!」
『俺はお化け屋敷3つ、メイド喫茶2つ。翔は...え、翔がめっちゃ震えてんだけど...』
「A、俺、見ちゃったわ、結果一番に見ちゃったわ。」
震えながら翔はそういう。
まあそりゃあ一番に結果見れるだろうね。
「ど、どっちだったんですか!!」
そう笠野さんは前のめり気味に翔に聞く。
もったいぶるように翔は五枚の紙を俺たちに見せた。
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作者名:アリア | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/DASAKUHOMUPE/
作成日時:2019年12月22日 20時