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ペンギンAは港に向かって走っていた

だが‥‥‥

ペンギンの足である
全力で走っているが、横を歩くヤギの方が早く進む

日がだんだんと傾いてきた

『やばい!やばい!
ペンギンの足って、陸ではヤギの歩行以下なのか!?
びっくりするくらい、自分で言うのもなんだけど

遅すぎるぅぅぅぅぅ!!!』

ペチペチと足音をさせながら必死に走るペンギンA
今更、ペンギンの足の短さ、陸上での無力さを痛感する

『しかたない、人間に戻る!!!』

人間に戻ったAは再び走り出す!!!

『サボ!まだ出航しないでよ!!!』



--------------




「A‥‥‥来なかったか‥‥‥‥」

「サボ、そろそろ出航しないと」

革命軍の仲間がサボに出航を促す

「あぁ、そうだな
そろそろ行くか‥‥‥‥」









『サァァァァァボォォォォォ!!!!!』


サボを呼ぶ声が、耳に届いた

「出航待ってくれ!
待ち人が来た!!!」

『サボ!!!』

姿が見えた‥‥‥息を切らして走って‥‥‥きた???

「誰だ‥あれ?」

サボは悩んだ

この状況下で自分の名前を叫びながら走ってくるのはペンギンのはずだ

この島に上陸したのは今日が初めてだから、知り合いはA以外いないはず

だが、俺の名前を呼びながら走ってくるのは人間の女‥‥‥

あれは誰だ

よく聞けば、Aの声な気もする‥

「まさか、A!?」





『サボ!!!遅くなってごめん!!!!!
私も海へ連れてって!!!』






サボの反応が薄い

A的にはサボが手を差し出してくれて、それを私が掴んで一緒に行こう!!!的なシチュエーションになると思っていたのに‥

サボの頭の上にははてなマークが大量に浮かんでいた

『サボ?どうしたの???』

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
お前、Aなのか???」

サボの目の前に来たのは
息を切らして、綺麗な黄色い髪をなびかせたスタイルの良いビキニ姿の人間の女性だった

『へ???
何言って‥‥‥
あ、ごめん、ペンギンの姿じゃ走れなくて
全然間に合わないと思ったから
人間に戻って走ったんだった!!!』

そういうとAはペンギンになった

「A!?
悪魔の実の能力者だったのか!?」

『そうだよ!
トリトリの実 モデルイワトビペンギンを食べたの
人間の姿でははじめましてだよね!』

「そういう大切なことはもっと早く言ってくれ‥‥」

そういうと、サボは少し顔を赤くしてシルクハットで顔を隠した

‥→←作者から



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あー(プロフ) - 皆さまありがとうございます✨ (2022年10月25日 1時) (レス) id: 4861b8a830 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶の子 - 続編おめでとうございまーす! (2022年9月30日 19時) (レス) @page4 id: f56e4f8029 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 続編めっちゃ嬉しいです‼️今後の展開期待してます‼️ (2022年9月30日 19時) (レス) id: c0ee422ad8 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち( ˙?˙ )(プロフ) - 大好きな作品なので続編嬉しいです!待ってました!! (2022年9月30日 19時) (レス) @page4 id: 9a29a4f1a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シマママ | 作成日時:2022年9月30日 17時

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