ノミンと同期の女の子2 (ページ9)

今日:1 hit、昨日:53 hit、合計:175,740 hit

. ページ9

＿＿＿＿＿＿＿＿

JM「Aちゃん、元気にしてた？？」

『うん。ジェミンも？』

JM「それ、嫌だ。ナナって呼んで！」

『拗ねちゃったの〜？？ナナや。さっきは有難う』

JM「何が？」

そう誤魔化すジェミンが、いつかのジェノとのやり取りを思い出させ思わず笑ってしまう。

『ううん笑やっぱりジェノとナナは似てるね。』

いつも一緒にいるせいなのか時々ナナとジェノは行動や言動が似たりする。まるで家族みたいに、私にとってそれは何よりも羨ましい事だった。

JM「.............ふーん、」

JM「Aも僕たちを比べちゃうのかなあ笑」

微かに聞こえたその声に背筋が凍った。

JM「似てないよ。」

『.......え、。？』

JM「全然、僕達似てないよ。笑」

悪い意味で伝えたつもりはなかったが、もしかしたらナナは嫌だったのかもしれない、、と言ってから考えてしまう。

『嫌、あのっ』

JN「ん？大丈夫？ A.......、とジェミニ。」

ガサガサと少し遠くから割って入ってくるジェノに少し救われた。改めて周囲を見渡してみると、部屋に残ったのは私たち3人だけのようだから

JM「うーん笑何でもないよ笑それより、3人だけなんてレアだねえ」

JN「お前がAと仲良くなってたのを黙ってたからね。」

JM「それは別にジェノに選ぶ権利はないって話で終わったじゃん。」

JN「ところで今、何の話してたの？」

JM「何でもないよ、ね！A。」

『うん、』

JN「そう？あ。A、さっきは頑張ってたね。笑」

JM「またまたあ〜、Aに新しい友達が増えるの怖いくせに笑」

JN「えぃ！放ってくぞ？笑」

さっきのナナが気になって仕方ないけれど、やっぱり私はこの2人がこうやって言い合っていると似ているな、と感じてしまう。それは見た目が、とか中身が、とかじゃなくて。なんて言うのか、こう、雰囲気というか。根本的なものは違うのに、何かがそっくりに見えてしまう。

.