クリスマス ページ16
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先輩たちが曲やら舞台やら用意する中、コツコツと私はまたひとりジェノとジェミンへのプレゼントを持ち、後は買いだめて置いたお菓子を少し用意して今日も練習へやってきた。
「メリークリスマス!Aちゃん、大きくなったね。今年はたくさんのサンタさんがいるよ」
『へへ、有難うございます。』
このままデビューしないで良いのではないかと思うくらい幸せなのだ。
『これ、少しですけど皆さんで食べてください!お菓子です。いつもありがとうございます!』
「有難う〜」 「Aやっと俺らに慣れて、、」
「去年は味気なかったもんね泣」
おいおい心の声が漏れてるぞ
そしてコチラが本命のジェノとジェミンへのプレゼント、実はオッパのアドバイス通り、お揃いのブレスレットにして見た。全員の誕生日入りなのだ。気に入ってくれればいいな
JS「あ、Aヌナ!」
『チソン、、、背、伸びたね?』
ヌナ怒っちゃうよ、また私に黙って大きくなって
前までは皆が私より早く大人になるのが嫌で仕方なかったけど、最近はそうもいかず、どうしても私たちは違っていくということは認めるしかなかった。
『チソン、もっと大きくなって私を守ってね』
聞こえるか聞こえないかの声で呟くくらい、神様は許してくれるだろう。
JS「、あ」
『それよりさ、ジェノとナナどこか知ってる?』
JS「あ、はい。確かヌナのところに行くって.......」
『入れ違いかあ、こんな時に携帯があれば良いなって思っちゃうよね......』
JS「僕の....良かったら使う、?」
『え!いいの?』
JS「はい! どうぞ、!」
まだまだぎこちない弟の携帯の背景はどこか見覚えがあるような.......まあいいか。ここは甘えて電話をかけさせてもらおう。
JN「ヨボセヨ〜」
『ジェノ〜何処どこ??』
JN「ん!?A?」
なに?Aなの?と携帯の奥からもう1人、ジェノとはとって変わって一段と低くなった声が聞こえる
『早く来ないとプレゼントあげないよ』
JN「待ってて、ロビーであってる?すぐ行く」
ぷーっぷーっと切れる電話音が聞こえ、携帯電話を耳から離す。
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作者名:みるく | 作成日時:2021年8月29日 15時