敵だと間違われて誘拐された件について【呪術廻戦】

もしもし、警察ですか？ ページ4

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目が覚めるとそこは見慣れた自分の部屋や病室ではなく提灯？みたいなのが無数に床に置いてある御札のたくさん貼られた変な部屋に居た。




あぁそうか、あの変態野郎やりやがったな




すぐさま警察に通報しようとスマホの入ったバッグを探すが見当たらない。




それどころか手錠を付けられていて手が動かない。
なに？あいつの趣味？




ガチャガチャ動かして外そうとしても鉄に何回も強く当たって物凄く痛い。私手首太かったかな、痩せよ。





「あ、起きた？」




「出たな変態目隠し白髪不審者」




「わーぉすっごい渾名。俺五条悟って言ったよね？」




「溢れ出るＳ感。取り敢えずこれ外してくれません？」




「正直に答えてくれたらね。」





こいつは私のことをコーラに入ってる糖分程も信用していないらしい。




そりゃあ初対面に近い人間を信用はしないと思うけど誘拐しておいて信用していないとかさすがに笑う





「正直もなにも話す事ないです。」




「えぇ、このままじゃ君死刑かもよー？」




「キャラ迷子ですか。
夏油だか灯油だか知りませんけど、私の知り合いにそんなに突飛な苗字の方はいません！」




「嘘つくなよ」




「嘘じゃありません」





もう流石にしつこい。逃げたいけど逃げられないのはわかっているし手足が動かないのストレスすぎるし。




佐藤さん多分だけど私の事待ってるんだけど。
あの人お見舞い来てくれたんだよ、普通にいい人すぎるから恩返ししたい。





「私の事人待ってる人いるんですけど」




「え、彼氏？君彼氏いんの？うっそぉ」




「殴っていいですか？
佐藤さんがいいもの見せてくれるらしいので行きたいんですけど。」




「え、佐藤さんってありガチすぎるね笑える。詐欺じゃんそれ」




「詐欺じゃありません。

お見舞いも来てくれましたしいつも袈裟と僧衣の人なんで。」




「……え？」




「え」





え、怖い怖い怖い怖い




私が佐藤さんの特徴を言った瞬間さっきまで貼り付けていた飄々な笑顔を強ばらせる。




かちこちで面白い、今石投げてもカツーンって跳ね返りそう。笑う。いや笑えない。




なんで佐藤さんの事聞いた瞬間固まるんでしょうか？




もしかして佐藤が砂糖で鳥取砂丘だったとか？





意味分かりませんね、まとめるともしかして佐藤偽名説。まぁないか。

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