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��22時にマンションの駐車場な��
そう言われていたのに、30分も前からわたしは廉のマンションの駐車場にいる。
誕生日当日は都合が悪くて会えなかったけど、今日は付き合ってから始めてのおうち以外でのデート。
それはもう楽しみで仕方なくて、授業中も教授の話なんて右から左に流れていた。
割と大事な話をしていたような気もするけど、今のわたしにはそんなことはどうでも…よくはないけど、まあどうでもいい。
｢A？早ない？｣
『れんっ！』
｢しー！｣
『あ、ごめんっ、』
ついつい大きな声を出してしまった口を塞ぐけど、手で隠れた先の口角は上がりっぱなしだ。
いつも廉は仕事に行く時も大学に行く時も物凄くオシャレだけど、今日は一段とかっこよく見える。
こんな時間なのに、2人ともバッチリキメているのがなんだか可笑しくなっちゃって、
｢なんか変な感じやな(笑)｣
『うん、変な感じ(笑)』
いつものように笑いあった。
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｢さ、どうぞシンデレラ｣
『えー、なにそれ変なの(笑)』
助手席のドアを開けながらわたしに言う廉は、どこからどう見ても王子様だ。
チャラめだけど。
でも素直じゃないから強気な返しをしてしまう。
｢ええやん、今日のAはシンデレラ！｣
あと2時間で今日も終わるけどなあ〜、なんてケラケラ笑いながら運転席に乗り込む廉は、わたしの大好きな廉だった。
『シンデレラって、ガラスの靴を頼りに王子様が迎えに来てくれるでしよ？』
｢そやな、｣
『廉は何を頼りにわたしを迎えに来てくれる？』
廉を困らせる質問だなんて、そんなことは分かっている。
でも自分からシンデレラの話を出してきたんだから、これくらいのわがままを言ったって許して欲しい。
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なな - 本当に切なくて、でも、どこか幸せで温かくて、涙がとまりませんでした。だいすきです！ (2018年10月2日 4時) (
レス) id: d317cbb504 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - お互いに好きなのに別れるとゆう選択、切ないですよね…二人にとって幸せな瞬間があったってゆう事実がその後の人生にいい影響を与えていたらいいなと願ってます!! (2018年10月1日 9時) (携帯から) (レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
Yuka(プロフ) - 涙止まらないくらい切ない。。でも、好きな作品でした！出会えて幸せでした！また続編も楽しみにしています！ (2018年9月16日 21時) (レス) id: e3f933bc47 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - まりさん» コメントありがとうございます！今書き上げている作品が終わり次第続編を始められたらなと思っていますので楽しみにしていていただけると嬉しいです！ (2018年8月8日 23時) (レス) id: 76e7965f2e (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 卍さん» ありがとうございます！またこちらでお会いできたら嬉しいです！ (2018年8月8日 23時) (レス) id: 76e7965f2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる
| 作成日時：2018年7月16日 20時
