Pretender【TH×JM】 (ページ2)

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JM ページ2

「ジミンくんに会うために、
今日オシャレしてきたの！」

って言うその子は、僕の体、
2体分の大きさで、
笑うたびに一緒に座ってるソファが揺れる。
太ってる、とは決して言わない。
代わりに僕は言う。

JM「女の子はぽっちゃりしてる方が可愛いよ」
って。

「また、切っちゃった」

っていうこの子は、
僕に関心を持ってもらいたいからって、
僕に会うたびに自分の手首を切ってくる。
めんどくさい、なんて決して言わない。
代わりに僕は言う。

JM「そんなことしなくたって、
僕はこんなに君に夢中なのに」
って。

特に特徴もない平凡な女の子には、
可愛いね、綺麗だねって言葉は
ありきたり。

そういう子には
身につけてるものや、細かいところを
褒めてあげる。

JM「そのネイル可愛いね、指先までちゃんと
女子力ある人って素敵だよね」

JM「肌綺麗だね？もっと近くで見てもいい？」

僕が君に会ったとき、
どんな言葉も十分じゃなくて、
プロ失格もいいとこ、
黙り込んじゃったんだ

『A・ウォルシュです。
ハーフなんです』

すごく美しい人だったから、
僕はただその美しさに
呆然とするしかなかったんだ

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