�� army guys

桃狼の唯一 ページ8

阿部side


只今、絶賛任務中。
いつもなら基地にいるはずなんだけど、何故か俺が居るのは基地外。

俺、非戦闘要員なんだけどな。


普段だったら、絶対ありえないこの現状。

なんでこうなったかって、佐久間と照が別の仕事で居ない。今回はデータベースを盗ってくるのが仕事なんだけど、なんか消去法で言ったら俺が一番最適なんだって。


なんかあったら、外で待機してるしょうたと舘さんがいるから大丈夫って言うけどさ。



「ふっか、、さすがにこれはやばくない？」


緊急時に備えて、とのことで通信機は常時スイッチ入りっぱなし。逆に入りっぱなしでよかった。

だって、今ピンチだから。


目の前には、照よりももっと屈強なSPがふたり。

たったふたり？って思うじゃん。
戦闘員じゃない俺からしたら、無理なんだよね！


深澤 《阿部ちゃん、窓ガラスの付近に行って！しょうたに任せるから！》

渡辺 「は！？ふざけんな！ふっか！」

深澤 《阿部ちゃんを殺す気か！？》

渡辺 「ちげーよ！お前こそ、阿部ちゃんを殺す気かよ！！」


通信機の向こうでぎゃあぎゃあ騒ぐ。
ほんっとに静かにしてよね。



？《ふっか？》

その時、通信機の向こうでふっかを呼ぶ声がした。


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