42話 ページ43
他愛もない話ばかりして時間が過ぎていく
何か薬が入れられていることを予測したのだが…
やはり、なにかされていたらしい
30分もしないうちに自分の身に何か異変を感じた
「………?」
お酒飲んだことがないにしてもここまで弱くないはずなのになんだかぼーんやり、頭が働かない
……ついでに言えば体も思うように動かない
おかしいな、おかしいぞ
睡眠薬ではなさそうなんだけど
「あ、ようやく効いてきた?」
目の前の男がニヤリと笑った
「一体、何を?」
近くに寄ってくる
テーブルを動かして私とテーブルの隙間を広げると
私を後ろの壁に押さえつける
彼の手が私の耳と頬を撫でれば自分とは思えないような声が出た
……え? どういうこと…?
「バーボン、混ぜちゃった」
「は……!? ……ひっ」
色々とぶっ飛びすぎてて理解が追いつかない
私のことを休ませまい、と色々触られる
やだ、怖い
「本当はラヴポーションでも入れとけばよかったんだろうけど流石にそれはね? でも酔っちゃうのも結構面白いでしょ?」
「な、にを」
まだお酒で良かったのかな…
「や、ぁ」
「耳は弱いのかい?」
この男は耳を甘噛みしてくる、私の体中にゾワゾワが駆け巡る
…と思ったら首筋の方にも唇を這わせられる
無理、無理、キャパオーバーだよ
目の前がチカチカする
……体に力が入らない
「なんで僕がこんなことするか分かる?」
耳元で囁かれる
頑張って知らない、と答えればクスリと笑って
低音ボイスで囁かれる
「僕は君の事を愛している 僕だけのものにしたいんだよ この気持ちをわかってくれる君を」
別に好きでもないのにゾクゾクする
「ふふ、君も同じ気持ちなんだろう?
体は素直だよ?」
ちがう、ちがう
「大丈夫、何も怖くないよ」
さぁ行こう、と無理やり立たされて連れていかれる
荷物を持ってきてくれていたのは見えた
あとは頼んだ、2人とも
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レモン(プロフ) - はじめまして、最初から一気に途中まで読ませていただきました!!面白かったです!零君が超カッコいいのでキュンキュンしてます! (2018年10月19日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
あちぇるんるん(プロフ) - kamiさん» 関西の方の方便で そうですか の意味ですね! 北海道には何も関係ありません…笑 (2018年6月17日 13時) (レス) id: d385e648a6 (このIDを非表示/違反報告)
kami(プロフ) - さいでっかって、方言ですか? (2018年6月17日 12時) (レス) id: ee89c5b5ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちぇるんるん | 作成日時:2018年6月4日 23時