3話 ページ4
"設定資料"には本当に様々なことが書かれていた
私の身の回りの人間関係やら、私が今までどんなことをしてきた(という設定になっている)か
この家にあるもの(洋服とかなんかほんとにすべての物事、通帳もあったが金額が凄かった)などもちゃんと説明書きされていた、読みやすい
中でも気になったのは、私は凶悪犯罪においてのスペシャリストである という設定だ
どうやら犯人の心理を正確に見抜いているらしい
ヤダワタシコワイ
読み進めていったその後
神様からのお手紙に気づいた
｢ふぁっふぁふぁふぁっ｣
私はその場に倒れ込む
べちーん。痛い。
私の大好きなキッド様が
今日また華麗な盗みを働くなんて
｢見に行くしかない……！！！｣
はぁあああ天使！！ キザな怪盗大好きすぎ超タイプほんとすき！！！
寝たままその場でジタバタすれば色んなところに足やら頭やらをぶつけた
………痛い
｢よし、そうと決まれば準備しておかなきゃ｣
決意と同時に鳴るお腹
勢いが削がれてなんだかとても悲しくなる
はぁ、っとため息を付いて力を抜けばもう一度お腹がきゅう、と鳴る
｢…この近くのお店で食べるかぁ｣
.
適当な洋服に着替えて(ちょっとだけお洒落した)、
お財布に十分なお金が入っていることを確認、
とりあえずトートバッグに必要なものを詰め込んで、スニーカーを履いて街へと繰り出す
そこは確かに紙面で見慣れた光景で
自分は確かにこの世界に転生したのだ
そう確信するにはもう十分すぎて
＿＿＿＿なんだか、ゾクゾクしちゃう
ニヤケが収まらない、しょうがないな
数分歩けば目の前にはよく見る喫茶店が
あ、よしここで食べよう
ドアに手をかけ、入る直前で ハッ、と我に返る
これ、よく考えたらキャラ達に関わっちゃいけないものなんじゃないのか？
わ、私死なない？大丈夫？
やばい
……かもしれない
そう考えた瞬間に目の前の扉が開く
カランカラン、と音を立て空いたその向こうには
早速重要人物がこちらの様子を伺いつつ立っていた
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レモン(プロフ) - はじめまして、最初から一気に途中まで読ませていただきました！！面白かったです！零君が超カッコいいのでキュンキュンしてます！ (2018年10月19日 23時) (
レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
あちぇるんるん(プロフ) - kamiさん» 関西の方の方便で そうですか の意味ですね！ 北海道には何も関係ありません…笑 (2018年6月17日 13時) (レス) id: d385e648a6 (このIDを非表示/違反報告)
kami(プロフ) - さいでっかって、方言ですか？ (2018年6月17日 12時) (レス) id: ee89c5b5ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちぇるんるん | 作成日時：2018年6月4日 23時
