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23話 ページ24

「……風見だ お前に会いたいと言っている心理学者がいるのだが何時ならいい?

今ちょうど暇だと? 分かった、今行こう」


ピ、と電話を終わらせてこちらに向き直る

「そういう事だが大丈夫だな?」
「えぇもちろん」

かざみん有能すぎる流石ですわ

「たいした距離ではないがとりあえずは俺の車に乗ってくれ」

は、やっぱり天使なんだな

ありがとうございます、と笑顔で答えるとそっぽ向かれてしまった



.



車の中でこれからの事を考える
(風見さんは安全運転だから車の中でも物事を考えやすい)

犯人はきっとあの検死官さん
でも資料とか見ている限り何もボロを出していないから割とノーマーク、って感じかな

じゃあなんとか私がボロを出させなきゃ

まずは今日いっぱい喋って仲良くならないとな
…大丈夫かな、服装とか割と適当なの選んできちゃったから こいつキモい とか初対面で思われたら…
後がキツいぞ

「風見さん…私可愛いですか?」
「は!?」

安全運転なのは変わらず、でも一瞬めっちゃ動揺された そりゃそうだわな

「私を一人の女として見ることが出来るぐらいには可愛いですか? 勿論愛しく見えるでもいいですが」

あえて真意はすぐには伝えず
チラリ、風見さんの方を見れば耳が赤くなっていて
思わず笑えば、こっちを見るな なんて言われてしまう

「ありがとうございます」
前を向いてそう言うと 俺は何も言ってない、と反論されるがその反応だけで十分だ

「伊藤洋一さんと喋る時、二人きりにさせてください 監視もつけず、聞き耳も立てないで頂きたいのです
お互い腹を括って喋らないと良い対話は出来ませんから」

「さっきの質問との繋がりがよく分からないのだが…?」

「その辺は安室さんにも話しておきますから、
……ついでに私の事を知りたいのなら安室さんに聞けば色々分かりますよ」

わぁ、かざみんの眉間に皺が寄ってる

「とにかく、今日失敗したらこの事件が解決出来なくなるんです
今度からは深く問い詰めていただいて構いませんから、今日だけは見逃してください」

風見さんはしばらく考え込んだ後に深いため息をついた

「終わったら何を話したか簡単に報告するように」
「勿論です、…風見さん、ありがとうございます」




そうこう話しているうちにどうやら目的地についたらしい

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レモン(プロフ) - はじめまして、最初から一気に途中まで読ませていただきました!!面白かったです!零君が超カッコいいのでキュンキュンしてます! (2018年10月19日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
あちぇるんるん(プロフ) - kamiさん» 関西の方の方便で そうですか の意味ですね! 北海道には何も関係ありません…笑 (2018年6月17日 13時) (レス) id: d385e648a6 (このIDを非表示/違反報告)
kami(プロフ) - さいでっかって、方言ですか? (2018年6月17日 12時) (レス) id: ee89c5b5ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちぇるんるん | 作成日時:2018年6月4日 23時

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