(49)トリップガール、説得する。 ページ2
「なるほど、それに関しては理解した。だがそれは俺たちをそこに連れ出す理由にはならない。」
「そうです。ですから、じょうほしようと思います。ベストとしては全員がいちどうにかいすることですが、バグスターがわがだれも来てくれないのでは困りますから」
グラファイトと私には、大我せんせいたちと私のような信頼関係がない。だからあちらと同じ条件で連れ出せないことは重々承知だ。ただ、最初からそういう態度に出て入るのとそうでないのとではこの「譲歩」の効果が違う。
私は困ったわ、のポーズをしながら小さく息を吐く。できればそうしたくなかったとでも言うように。
「かめんライダーがわからはきゅうかんがない限り全員があつまります。ですが、バグスターがわからは一名アジトにのこしてくださってかまいません。二名でもいいですよ。ただし、くろとさんはかならずこちらに来ていただきます。」
「なるほど、お前が隙を突こうとしているわけではないと主張するためか。それはいいがゲンムはどう呼び出すつもりだ？俺が許可したからと言って奴が納得するわけではないぞ」
「ああ、そうですね。では……かれが来ないのであれば、かれがへんしんするのに必要なガシャットをたいきする方が預かってください。それができないのならば、わたしがデンジャラスゾンビガシャットをはかいします」
私の言葉にポッピーが戸惑いを息に乗せて吐いた。なぜだろう。
しかし、ポッピーの方へ意識を向けている暇はない。今は目の前のバグスターを納得させるのが先。
「ほう、どうやって？」
「わたしがいつでもここへこれることはわかりますよね？そして、わたしはゆめでガシャットをいつもどこに置いているかなどもはあくしています」
嘘です。
「わたしとしても、バグスターのみなさんとてきたいはしたくないのでこれは奥の手です。ですが、奥の手をつかってでもみなさんを集めないといけない」
「その理由が反抗期か？笑わせるな」
「反抗期と言いましても、神への反抗という意味での反抗期です。」
私はニンマリと、悪戯をする幼子のような笑顔を浮かべて、こう言った。
「グラファイトは、この世界をコントロールする神がいるといえば、信じますか？」
→to be continued
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ぽんた(プロフ) - 最近エグゼイドにハマりました！！この作品めっちゃ面白くて大好きです！！お忙しいのかと思いますが更新再開されるまで楽しみにまっています！ (2022年8月1日 20時) (
レス) id: 45453c7a9e (このIDを非表示/違反報告)
優芽(プロフ) - とても面白かったので、更新応援してます！ゆっくり構いませんので、是非！更新して頂けると、嬉しいです！ (2021年3月7日 14時) (レス) id: 1af5b39bc9 (このIDを非表示/違反報告)
肋骨 - 杏仁さん» 長らく放置していてすみません！！！これからゆっくりではありますが、完結まで書ききれるよう更新していきたいと思っています……！ (2020年7月12日 17時) (レス) id: 58f2f86320 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁 - うぉあ！？更新されてる！頑張ってください！ (2020年6月20日 18時) (レス) id: 658250ed96 (このIDを非表示/違反報告)
肋骨 - りんさん» りんさん……！ずっと見守ってくださっていてありがとうございます……！頑張ります！ (2019年12月22日 17時) (レス) id: 4d5707816c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：肋骨 | 作成日時：2019年2月28日 20時
