Flower Shower × Hokuto Yoshino

Flower Shower × 4 ページ4

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Hokuto side.







北人「ねえ、壱馬起きてよ〜」




壱馬「..........んー？」




北人「だめだ、まこっちゃん頼むよってこっちも寝てる」






事務所、ついたのに


みんなぐっすり寝てる


ちょっとの距離でこんなに寝るなんてすごいや俺むり



連日忙しくてみんな大変だからなあ


まあ、仕方ないんだけど







北人「おーい起きろー」




慎「..........っ、お、きます」




北人「彼女と電話してて寝るの遅くなったの知ってるからね」




慎「彼女いないからって当たらないでください？」




北人「それより壱馬を起こしてください」






今日も撮影、１６人揃って撮影



今日は中目黒に最近できたお花屋さんが


事務所にたくさんお花持ってきてくれて


それをバックに撮影だとのこと




楽しみだなあ、お花に囲まれて撮影なんて



ロマンティック、じゃない？





壱馬「..........っはあー！よく寝たー！」




北人「ちょっとしか寝てないよ」




壱馬「うるせえな(笑)いいやんか別に」




北人「無駄口叩いてないでもう行くよ」




樹「ひとりでぶつぶつ話してたの北人さんじゃないっすか」




北人「うるさいなあ。てかいつから起きてた？」




樹「俺寝てないっす」




北人「あ、そうだったの」




壱馬「あ、あの人今日の撮影でやってくれる人かな」




慎「ほんとだ、すんごい量のお花持ってる」








わくわくした表情



花を見る時の優しい表情




直感で優しい人なんだろうなって思った








北人「..........かわいい、」




壱馬「ほんま、めっちゃかわいい」




北人「ちょっと、俺助けに行ってくる！」




樹「..........え？」




北人「あれじゃあ入り口絶対引っかかるから！」








本能で体が動くってこういうことだと思う




ボサボサの赤髪はまあ仕方ないけど


マスクしたまま話しかける




綺麗な声と綺麗な横顔





俺が一緒に行きましょうって言った時


俺と視線がやっとあって





その時、久々に胸がどきんってして



久々の感覚が俺を貫いたんだ。









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