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岩side
3人無言のまま、歩いていたら…
「あ…あー！ちょっと、そこの救世主の御三方！！」
……
「…この声と…独特の呼び方はあの人だよな？」
隣の隆二さんが…面白そうに、嬉しそうに笑った。
「…間違いないけど…ちょっとからかってみる？」
同じ表情の臣さんは少し悪い顔をした。
背後から聞こえた愛しい人の声に気づかないふりでどんどん歩いていくと…
『あ！ちょっと！待って下さいって！！』
焦ったような声と駆け寄ってくる音。
「3人の中で、最初に名前呼ばれた人のおごりで焼肉。」
俺がそう言うと
「「のった。」」
即答したボーカル2人。
止まらずに先を行く俺たちの…君は誰の名前を呼ぶの？
思春期みたいなくだらないかけにドキドキしてると…
・
・
・
『ちょっと！！そこの三代目の御三方！！迷子の私を保護して下さい！！』
「「「……………ッブハ！！！」」」
いつも俺らの想像の上を行くAに3人揃って反応しちゃって…
爆笑しながら諦めて振り向いた。
隆「…っとに、敵わないな。」
「…賭けにならないってすごいですよね。」
臣「仙崎さん、責任取って、今日の焼肉付き合ってね。」
俺らに追いついて、ホッとした顔をした後、君はキョトンとした。
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作者名：まる
| 作成日時：2018年6月9日 22時
