純情ブルーローズ2【佐野玲於】

奇才 ページ39

玲於side









亜嵐「 まじで見た方がいいって！めちゃくちゃおもしろいから！」


隼「 まじすか？明日見よっかな〜 」


亜嵐「 見なさい 」


隼「 玲於、見たことある？」


玲於「 ある、あれは隼も見るべき 」


隼「 玲於がそう言うなら見よ〜 」








前に亜嵐くんにすすめられて見た
アメリカの映画

今度は隼にすすめてて



でも、あれは、マジで面白かった






亜嵐「 そうだ、俺がピクルスはまったきっかけもそれだもん 」


隼「 出ました、ピクルス 」


玲於「 最近ピクルスばっかだよね 」


亜嵐「 うまいんだって、ほんと。もう俺とピクルスは切っても切り離せない関係。」


玲於「 へー 」


隼「 そうなんすねー 」


亜嵐「 反応薄くね！？」







うちのリーダーね

たまにちょーっと意味わかんない発言するんすよ




奇才ぶってるとか言ってたけど

俺、まじな方で奇才だと思うよ、亜嵐くんは






亜嵐「 てかれおくんかのじょとどんなかんじなの 」


玲於「 は？彼女じゃねーし。」


亜嵐「 …ごめんなさい。」


玲於「 ふはっなんすかそれ。笑 」


亜嵐「 いや、まじで俺やらかしたと思ったからね 」


玲於「 やらかしてはいますけど。」


隼「 まあいいじゃん、いつかは彼女にするんでしょ？」


玲於「 なってほしいけどねー、どうだか。」








本気で、だんだん希望ない気がしてきて

もう叶わないんじゃないかな






Aちゃんに好きだよって言ってもらうっていう
Aちゃんの彼氏になるっていう


俺の夢









亜嵐「 玲於ならいけるっしょ 」


隼「 でも玲於が、38回？だっけ？そんくらい振られてるんすよ？ 」


亜嵐「 え、まじで？そんな？」


玲於「 まあ、はい 」


亜嵐「 うわなんか興味ある、それだけ玲於の告白断ってる子がどんな子なのか 」


玲於「 いや興味もたなくていいっす 」








その興味がね、どうなってくかわからないから

未然に防いどかなきゃ、こういうのは




王子の次に、こんなイケメン


絶対避けなきゃいけないコースでしょ









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