ハート ページ24
玲於side
玲於「 …なんでいんの… 」
隼「 そんなこと言うなよ、玲於〜 」
店に着いて案内された個室の扉を開いたら
涼太くんと…なぜかいる、隼
涼太「 隼と飲んでたら、玲於から電話きたから」
玲於「 言ってくれればよかったのに 」
涼太「 …言っても、来た?笑 」
玲於「 んー来なかったかも 」
隼「 ひどっ!ってあれ!これチョコ!? 」
俺が持ってるちっちゃい紙袋
覗き込んでる隼の頭を右手で押して、
後ろに左手の紙袋を隠す
涼太「 なんだ、Aちゃんに会ったんじゃん 」
隼「 ああ!噂の!」
玲於「 会ったよ、会ったけどさ… 」
涼太「 振られた?」
玲於「 とっくに振られてるから 」
あ、そっかって笑う涼太くんと黙り込む隼
涼太「 でもチョコくれたんだ?」
玲於「 ありがとうチョコ、だって。これだけ渡してきて、すぐ帰ってっちゃったけど。」
涼太「 どういうこと?笑 」
玲於「 今、言った通りだって。これ俺に渡して、何も言わずに走って帰ってた。」
涼太「 うーん、なんか可愛いね。」
玲於「 俺としてはさ、もっと一緒にいたかったけどね。はー、俺なんでここにいるんだろ。」
涼太「 玲於がわざわざ来たんじゃん。笑 」
そうだけどさ
結果としてこうなったってだけだし
隼「 …玲於。」
玲於「 なに。」
隼「 チョコ、開けてみよ。」
玲於「 は?今?笑 」
隼「 うん。」
涼太「 隼が中見たいだけでしょ、それ。」
隼「 あ、ばれました?笑 」
ちっちゃい紙袋を覗けば、
リボンで結ばれたこげ茶色の四角い箱
それを取り出してテーブルの上に置く
心臓の脈を打つ音が速くなってくのが
指先まですげえ伝わってくる
ふう
ひと息ついてからリボン解いて
箱をゆっくり開けて
隼「 ……うわ、いい匂い… 」
開けた瞬間、鼻にくる
甘い、チョコの匂い
蓋をとって、中を見れば
周りにナッツがのったブラウニーとトリュフが綺麗に詰められてて
…真ん中には、
ハートのチョコケーキ
.
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めぐみ(プロフ) - このお話が更新されるのを楽しみに毎日頑張れます! (2018年2月16日 10時) (レス) id: c75f6ffd72 (このIDを非表示/違反報告)
グリムパン(プロフ) - このお話死ぬほど大好きですー! (2018年2月14日 9時) (レス) id: a2f3bd3954 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - 嫌な予感が当たりませんように。主人公ちゃんが気持ちを伝えられますように。応援してます! (2018年2月10日 18時) (レス) id: 06f92986dc (このIDを非表示/違反報告)
ありんこりん(プロフ) - お大事になさってください(>_<)更新楽しみにしています☆ (2018年2月5日 0時) (レス) id: 329e8ea8fd (このIDを非表示/違反報告)
はなはな - 早く元気になってください!更新待ってます!!!!!! (2018年2月4日 23時) (レス) id: 1f81b719c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花 | 作成日時:2018年1月27日 20時