純情ブルーローズ【佐野玲於】

うるさい ページ39

玲於side








裕太「 ちゃうねん、俺が入ろうとしたら、亜嵐くんがとめるから 」





入ってきて早々言い訳し始める裕太くん

話が本当なら、主犯は亜嵐くん






玲於「 …リーダー盗み聞きはないわ 」


亜嵐「 そんなつもりじゃなかったんだって！」


玲於「 じゃあどういうつもり？」


亜嵐「 いや、みんなには言わないでって聞こえたからなんかやらかしたのかと思って聞いてたら… 」


裕太「 おもろかったなあ 」


メン「 玲於が恋かあ 」


玲於「 メンさん黙って 」






もう結局全員にバレてんじゃん

最悪





隼「 でもこれでみんなで玲於の恋バナ聞けますね！」


亜嵐「 わ！なにそれ超楽しそうじゃん！いつやる！いつやる！」


龍友「 今日は？みんな夜予定ないやろ 」


隼「 ないっす！」


亜嵐「 僕もないっす！」


龍友「 決まりやな 」


裕太「 よっしゃ恋バナするぜえ〜！」




「「「「 いえーい！ 」」」」







こーいーばなっ

こーいーばなっ


って小学生みたいなコールして盛り上がってるメンバー


隣で苦笑いしてる涼太くん





俺だってさ、いつかは言うつもりだったよ？

大事なメンバーだし



でもまだ俺の片思いだし
しかも見事なまでに一方通行だし

早すぎんだろ、バレんの





亜嵐「 まあまあ、そんな顔しないで、ありのままに話してくれればいいんだよ、玲於ちゃん。」


玲於「 亜嵐くんキモい 」


隼「 玲於、仮にも、仮にも、リーダーに、キモいはだめだ 」


亜嵐「 いや仮にもいれんなや！ちゃんとリーダーやっとるわ！」


玲於「 はあ、もう…… 」





机に突っ伏せて目を閉じる



耳から入ってくるくだらない言い争いと笑い声

……もうまじでうるさい



それどころじゃないんだって、こっちは








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